スノーピークの新作「純チタン製ボトル」はなんと半分以上をリサイクル可能!

「オーロラボトル800 オーシャン」は、スノーピークが日本製鉄と共同で開発した環境配慮型素材“TranTixxii-Eco(トランティクシー エコ)”をボトル本体の素材に採用したドリンクボトル。

スノーピークは従来より、チタン1枚板から作ったシングルボトル「オーロラボトル800」をリリースしていますが、リサイクルチタンを使用したモデルは今回が初。またリサイクルチタンを使ったボトルの製品化自体も世界で初めてなのだそうです。

耐食性に優れており長期使用に耐えるチタンは、環境保全を考える上で有用な金属材料ですが、反面、チタン鉱石からチタン単体を取り出す過程で多くの電力が必要。電力使用におけるCO2の排出が新たな課題となっています。

その解決のために日本製鉄が開発したのが、この“TranTixxii-Eco”。原料にチタンスクラップを50%以上添加して、省CO2と省資源を同時に実現している環境配慮型のチタン素材です。リサイクル材であるチタンスクラップの使用にあたっては、異物が混入しないよう厳密な品質管理や前処理が必要とされますが、“TranTixxii-Eco”の製造においては、最新電子ビーム式溶解炉を用いた独自技術により、スクラップを多く配合しながら高品質な作り込みに成功しているのです。

これを踏まえて、あらためて「オーロラボトル800 オーシャン」をご紹介。直径80×230mmの外寸、150gという重量は従来シリーズと同じものですが、“TranTixxii-Eco”を使用することで、材料製造工程において50%以上のCO2排出量の削減を実現しています。

たとえ原料はリサイクル素材に由来するものであっても、そこはさすがのチタン素材。高純度ゆえに硬度や耐久性、耐食性は十分だし、口当たりも柔らか。たっぷり入れても軽く持ち運べるのは、チタンならではのメリットです。

また、本体だけではなくキャップにも紙由来のパウダーを51%混練したバイオマスプラスチックを採用。石油由来のプラスチック素材の使用低減に寄与しているのもポイントのひとつ。仕様変更にともない、デザインにも少々変更が加えられています。丸みを帯びた形状は、直接手に提げて持ち歩くのにちょうどよさそう。

さらに地球に優しい環境対応のプロダクトとして、カラーリングにもこだわられています。南の海を思わせる鮮やかなエメラルドグリーンと、立ち昇る朝日を思わせるイエローの華麗なグラレーションは、思わず見とれてしまいそうな美しさ。3月25日より発売です。

>> スノーピーク

<文/&GP>

 

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