■高性能とコンパクトを両立させた「Galaxy S23」
Galaxy S23は約6.1インチの有機ELディスプレイを搭載しつつ、約168gに抑えられていることが特徴。ディスプレイのリフレッシュレートは最大120Hz。環境に合わせて画面の色味を調整する「ビジョンブースター」が進化して、晴れた日はもちろん、曇りの日や屋内の照明にも最適化されます。
片手で楽に操作できるサイズ感ながら、「Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy」という高性能プロセッサーを搭載。そもそも「Snapdragon 8 Gen 2」は最大3.2GHzのオクタコアで “史上最速” と言われるチップですが、Galaxy S23シリーズに最適化された「for Galaxy」は最大3.36GHzという、さらに速い処理速度を実現しています。メモリ(RAM)は8GBで、ストレージは256GB。
背面には超広角(約1200万画素)+広角(約5000万画素)+望遠(約1000万画素)の3眼カメラを搭載。前モデルのGalaxy S22にはカメラの土台のようなものがあり、やや出っ張りが気になりましたが、Galaxy S23では、3つのレンズリングが並ぶ、スッキリとしたデザインになっています。
望遠カメラは光学3倍で撮影でき、10倍のデジタルズームと組み合わせて、最大30倍で撮影可能。AIの処理によって高画質化される「スペースズーム」というもので、画質劣化をさほど気にすることなく活用できます。さらに、Galaxy独自の「Expert RAW」というアプリを使って、多重露出や天体撮影なども楽しめます。
■「Galaxy S23 Ultra」は2億画素カメラとSペンに注目
Galaxy S23 Ultraは約6.8インチの有機ELディスプレイを搭載。プロセッサーはS23と同じくSnapdragon 8 Gen 2 for Galaxy。メモリ(RAM)は12GBで、ストレージは256GB、512GB、1TB(1TBモデルはauのみ)から選べます。5000mAhの大容量バッテリーを搭載し、Sペンも内蔵しています。“Galaxy史上最強” と言って差し支えないパワフルな端末です。
リアカメラは4眼で、超広角(約1200万画素)+広角(約2億画素)+望遠(光学10倍/約1000万画素)+望遠(光学3倍/約1000万画素)という構成。2億画素カメラは複数の画素を結合させて集光効率を上げる仕組みですが、2億画素をフルに使って撮影することも可能。その場合、画像の一部を精細な画質のままで切り出せます。
フロントカメラは約1200万画素。前モデルのGalaxy S22 Ultraのフロントカメラは約4000万画素だったので、スペックが下がっています。しかし、前モデルのデフォルトの記録画素数は1000万画素だったので、記録画素数としては向上。AIが顔のパーツを認識する技術を搭載し、暗い場所でも適切な明るさで自分撮りを楽しめるのこと。
光学ズームとデジタルズームを組み合わせたスペースズームは最大100倍。三脚を使わず、手持ちでも月をクッキリと写せるそうです。