■2億画素カメラの画質は?
発表会の後、会場に設けられた体験コーナーで、Galaxy S23 Ultraのカメラ性能を試すことができました。
デフォルトの撮影サイズはフルHDになっていましたが、簡単に「50MP(5000万画素)」または「200MP(2億画素)」モードに切り替えられました。
一般的には、画素数を増やすと、暗い画質になったり、画像処理に時間がかかったりしがち。されど、Galaxy S23 Ultraのカメラは、200MPモードでも鮮明に写り、パシャパシャと連続して撮影できました。ズームでもキレイに撮れますが、構図を決める余裕がない状況などで、“とりあえず全体を撮っておく” といった使い方ができそうです。
次に、高倍率ズームを試してみました。会場の天井に、天体の模型が設置されていたので、30倍ズームで撮影してみました。プレビュー画面の左上にガイドが表示されるので、フレーミングがしやすく、ピントが合った表示も出るので、シャッターを押すタイミングがわかりやすいのも便利。と言っても、高倍率のズーム撮影では、微かなブレでも画質に大きな影響を及ぼします。筆者の感覚として “絶対にブレているだろう” と思った写真でも、結構はっきりとした画質で写っていたので驚きました。手ブレ補正やAI処理がうまく機能している印象です。
Galaxyは「ナイトグラフィー」という夜景撮影にも力を入れています。会場にはネオンサインや花火の映像などを撮影できるスペースが用意されていました。光源が白飛びしたりせず、バランスがとれた明るさで撮影することができました。
■Galaxy S23 Ultraは20万円超えのモデルも
両モデルの一括価格と、使用後に端末を返却するプログラムを利用した場合の実質負担金は下記の通り。
▼Galaxy S23
ドコモ:13万6620円(「いつでもカエドキプログラム」適用時は6万9360円)
au:13万6330円(「スマホトクするプログラム」適用時は7万7050円)
楽天モバイル:14万7700円
▼Galaxy S23 Ultra(256GBモデル)
ドコモ:19万7670円(「いつでもカエドキプログラム」適用時は9万9990円)
au:19万7650円(「スマホトクするプログラム」適用時は10万7410円)
▼Galaxy S23 Ultra(512GBモデル)*オンラインショップ限定
ドコモ:23万6500円(「いつでもカエドキプログラム」適用時は11万7480円)
au:22万5120円(「スマホトクするプログラム」適用時は12万1440円)
▼Galaxy S23 Ultra(1TBモデル)*オンラインショップ限定
au:25万3440円(「スマホトクするプログラム」適用時は13万8000円)
上位モデルのGalaxy S23 Ultraは、トップクラスの性能を備えているがゆえに、価格もトップクラス。購入には慎重な検討が必要になるかも!?
<取材・文/村元正剛(ゴーズ)>
村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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