誕生当時から変わらぬデザインで今も販売され続けている「プレスマン」。太さ0.9mmで通常より少し長めの専用芯を使い、筆圧が強くても芯が折れない機構を持つ。
デジタル入稿などない1978年に、速記士や記者向けに開発された。 夜討ち朝駆けといった過酷な取材に応えてくれるタフな道具として、芯折れや持ち疲れすることなく、思考の速度で書き続けるためのシャーペンだった。
鉛筆に変わる文房具として開発された経緯があるため、書き心地は優しく、シャープペンにありがちな引っかかるような癖はない。多少乱暴な筆圧でも芯が折れることなく使えるので、小学生が鉛筆からシャープペンに持ち替える際の、初めての一本としても最適だ。
今回新色が追加された背景には、近年の文具ブームがあるという。プロ用の筆記具を普段使いに購入する人が増え、「ブラック以外の色を」との要望が多くプラチナ万年筆に寄せられたのだ。
新たに発売される5色は、発売当時の昭和50年代の生活用品や家電製品によく見られた、原色に近いハッキリとしたプラスチック色を参考に決められた。
ずっと変わらないデザインは、懐かしさを感じるとともに、現代のプロダクトにはない新鮮味もある。使ったことがない人は、一度試し書きをしてみてほしい。きっとハマる人もいるはずだ。1本216円。9月1日発売。
プラチナ万年筆 >> http://www.platinum-pen.co.jp/
(文/&GP編集部)
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