クライミングギアの老舗として長い歴史を誇るペツル。世界で初めての登山用ヘッドランプを世に送り出したのは、1973年のこと。以来半世紀の長きに渡り、さまざまな改良を重ねてきました。
この春4年ぶりのリニューアルを果たすのは、ブランドが誇るロングセラー「ティカ」シリーズと、アクティブユースを想定した「アクティック」シリーズ。市販の電池と充電式専用バッテリーの両方を使えるハイブリッド仕様や、直感的に操作できるシングルスイッチ、取り外して洗えるヘッドバンドなど、使い勝手のよさはそのまま。最も重要なLEDランプの照射性能は全モデルにおいて向上させ、さらに明るく照らせるようになっています。
ラインナップの概要をざっと整理すると、「ティカ」シリーズはシンプルでわかりやすい使用感がキャンプやライトハイクに向くベーシックモデル。
最大照射力300ルーメンの「ティキナ」(3850円)、最大350ルーメンのスタンダードモデル「ティカ」(5390円)、専用リチャージャブルバッテリー付きで、最大450ルーメンの明るさを発揮する「ティカコア」(9240円)の3モデルをラインナップ。
本格的な登山やトレッキング、ランニングなどスポーツ性の高いアクティビティを楽しむなら、「アクティック」シリーズがぴったり。
足元などの近距離を確実に照らすワイドビームのほか、近距離・遠距離両方の視界を得られるミックスビームに対応するなど、優れた照射性能を誇るライン。最大450ルーメンの「アクティック」(7700円)、専用バッテリー付きで最大600ルーメンの「アクティックコア」(1万1550円)の2モデルがそろいます。
いずれのモデルも、最大照射力は従来製品比で50〜150ルーメンもパワーアップ。上方向50度、下方向90度の合計140度の範囲で方向を微調整できる調節機構や、ランプに被せればシェードのように周囲に光を拡散してランタンとしても使えるようになる専用ポーチが付属する(「ティキナ」は除く)など、使い勝手も抜群です。
ちなみに、「ティカ」と「ティカコア」、「アクティック」と「アクティックコア」は、それぞれライト本体の基本性能は同じ。両者の違いは同梱されるバッテリーの違いのみで、「ティカ」「アクティック」には単4電池、「ティカコア」「アクティックコア」には繰り返し使える専用バッテリーが付属します。仕様上は最大350ルーメンとなっている「ティカ」も、オプションの充電バッテリーをセットすれば最大450ルーメンの明るさを発揮できるので、どちらの電源をメインで使うかを考えて選べばOKです。
なお今回発表された5製品に続いて、プロフェッショナルシリーズの「アリア1RGB」「アリア1RGB」もリニューアル。こちらは今夏発売を予定しています。
>> アルテリア
<文/&GP>
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