昨年よりその名を耳にする機会が増えた「Wi-Fi 6E」というコトバ。ざっくりおさらいしておくと、これは2022年9月に施行された電波法施行規則で認証された新しい無線LAN規格のこと。
従来から使われていた周波数帯である2.4GHz帯・5GHz帯に加えて、これまで利用できなかった6GHz帯が新たに解放されたことで、より快適で高速なWi-Fi通信環境が実現できるようになったのです。
「WXR-11000XE12」はそのWi-Fi 6Eに対応、すなわち2.4GHz・5GHz・6GHzの3つの周波数帯をフルに活用するために開発された無線LANルーターです。
ルーターの処理速度を左右するメインプロセッサーには、64ビット2.6GHzクアッドコアの高性能CPUを搭載。さらにパフォーマンスのカギを握るものとして、独自に開発された特許出願済みのアンテナ「トリプルバンドダイポールアンテナ」を採用。
ユニークな3軸回転機構搭載の外付けアンテナは自由に角度や向きを変えられるので、設置する環境や電波を届けたいデバイスの場所に応じてユーザー自身が自由にカスタマイズできるようになっています。
データの転送速度は、理論値においては6GHz帯・5GHz帯で最大4803Mbps、2.4GHz帯で最大1147Mbpsの高速通信が可能。
もちろんこれらはあくまで理論上の最大値ですが、この「WXR-11000XE12」ではスループット測定において6GHz帯で約4285Mbpz、5GHz帯で約4283Mbpsという高速データ転送を実現したことが発表されています。
さらにフラッグシップモデルだけあって、有線LANも速度にこだわっています。インターネットにつながるWANポートと端末側につながるLANポートの両方において高速10Gbpsの転送速度に対応。Wi-Fi 6Eによる高速化の恩恵を存分に活かせるようになっています。
また家中に満遍なく無線LANの電波でカバーできるメッシュ規格“Wi-Fi EasyMesh”にも対応。クリーンな6GHz帯をバックホールで利用できるので、安定した通信を家庭内のどこにいても利用できるようになります。
無線LANの速度と安定性にこだわるユーザーなら試してみる価値ありの最上位モデル。発売は5月上旬の予定です。
>> バッファロー
<文/&GP>
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