どちらもライカ監修レンズ搭載!「AQUOS R8」と「AQUOS R8 pro」の違いをチェック

■ライカ監修カメラを気軽に楽しめる「AQUOS R8」はproとどこが違う?

AQUOS R8は、機種名からはAQUOS R7の後継と思いがちですが、効率性を重視して新たに開発されたモデルなので注意が必要です。まず、AQUOS R8 proとAQUOS R8のスペックの違いを押さえておきましょう。

▲左がAQUOS R8、右がAQUOS R8 pro

<AQUOS R8 pro>
ディスプレイ:約6.6インチ(1260×2730)
アウトカメラ:メイン(約4720万画素/F値1.9)+測距用センサー(約190万画素)
インカメラ:約1260万画素/F値2.3
RAM/ROM:12GB/256GB
バッテリー容量:5000mAh
防水/防塵/耐衝撃:IPX5・IPX8/IP6X/ー
生体認証/顔認証、指紋認証(3D超音波指紋センサー)
5G対応/Sub6+ミリ波

<AQUOS R8>
ディスプレイ:約6.4インチ(1080×2340)
アウトカメラ:標準(約5030万画素/F値1.9)+広角(約1300万画素/F値2.3)
インカメラ:約800万画素/F値2.0
RAM/ROM:8GB/256GB
バッテリー容量:4570mAh
防水/防塵/耐衝撃:IPX5・IPX8/IP6X/MIL-STD-810G
生体認証/顔認証(マスク対応)、指紋認証
5G対応/Sub6

▲AQUOS R8のカラバリは2色

AQUOS R8のプロセッサーは、proと同じSnapdragon 8 Gen 2を採用。RAMは少なめですが、ハイエンドモデルとして必要十分なスペックを備えています。なお、両モデルともにnanoSIM+eSIMのデュアルSIMにも対応しています。

両モデルの最大の差分は、サイズ感とカメラ。AQUOS R8は、proよりもひと回り小さい約6.4インチのPro IGZO OLEDを搭載。横幅が細く、片手で操作しやすそうな印象を受けました。重さは170g台に抑えられる見通しです。

▲ハイエンドのわりには軽く、軽快に操作できそうな印象

カメラはライカが監修した「ヘクトール」レンズを採用。センサーサイズは1/1.55インチで、AQUOS R8 proよりは小さいものの、昨今のハイエンドスマホでは順当といえるサイズ。proに新たに追加された14chスペクトルセンサーは、AQUOS R8には搭載されていませんが、進化したAIエンジンを搭載し、星空モード、花火モード、ペットモードなどは利用可能。proに比べるとカメラリングは小さめですが、proと同じように、そこから放熱する設計になっています。

AQUOS R8の価格はまだ発表されていませんが、AQUOS R8よりはかなり安くなりそうなので、コスパを重視する人もチェックすべきでしょう。

 

■ベーシックモデル「AQUOS wish3」も発表

スマートフォンAQUOSは「AQUOS R」「AQUOS sense」「AQUOS wish」の3シリーズで展開されていますが、「AQUOS wish」は、最もスペックが控えめで、価格も安いシリーズ。されど、再生素材を用いて製造され、多くの人に親しまれるデザインになっていることも特徴。コンパクトで操作しやういことも利点です。

▲AQUOS wish3のカラバリは3色

最新のAQUOS wish3は、約5.7インチの液晶ディスプレイを搭載し、重さは約162g(暫定値)。再生プラスチックの使用率を、前モデルの約35%から約60%に向上。さらに、カメラ周辺や一部の内部パーツにも再生材が使われているとのこと。されど、デザインにチープさは感じられず、防水・防塵・耐衝撃性能も備えています。

▲ディスプレイは液晶だが、鮮明な画質で、視認性に支障はなさそう

▲背面パネルはサラサラとした手触り

▲ドコモ版とソフトバンク版(法人向け)には指紋センサーを搭載(上)。ワイモバイル版と楽天モバイル版は指紋センサーはなく顔認証のみ

新たな機能として、子ども向けの「ジュニアモード」を搭載。親が使い過ぎを防止するように設定したり、電源キーを複数回押すことで緊急通報ができたり、子どもが安心して使える機能を備えています。前モデルから引き続き、スマホ初心者やシニア向けの「かんたんモード」にも切り替え可能。高齢の親に持たせるスマホとしても重宝しそうです。

▲左が「ジュニアモード」、右が「かんたんモード」を設定した画面

>> シャープ「AQUOSスマホ」

 

<取材・文/村元正剛(ゴーズ)

村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

 

 

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