自発光する有機EL素子をパネルに用いた有機ELディスプレイは、黒の表現力に優れること、色の再現性に優れ視野角も広いこと、応答速度が速くなめらかな動きが表現できることなどメリットいっぱい。中でも液晶パネルとの比較として指摘されることが多いのがコントラストの高さ、つまりメリハリの効いた映像表現です。
この夏登場の「MZ2500シリーズ」は、そのコントラストの高さをいっそう強化するために開発された“マイクロレンズ有機ELパネル”を採用したフラッグシップモデル。
その名の通り、このパネルでは小さなレンズを細かく並べたマイクロレンズアレイを搭載。レンズは1画素あたり数千個(!)という微小さで、パネルの発光性能を最大限引き出せる形状に設計されています。
このレンズの形状に合わせた凹凸形状の有機EL発光層をレンズと一体化して形成することで、一般的な有機ELパネルでは内部反射によって失われる光をより効率的に取り出すことに成功。従来の有機ELパネルと比べ、最大発光輝度約2倍となる高輝度化を実現、結果としてより高いコントラストを実現しているのです。
また有機ELの豊かな映像美に引けをとらないのがサウンド性能。「MZ2500シリーズ」の65V型は本体に最大出力160Wのパワフルなスピーカーを内蔵。
正面にクリアで厚みのある音を実現するラインアレイスピーカーを並べたほか、高さ方向の表現を担うイネーブルドスピーカーを2基、横方向の広がりを表現するワイドスピーカーを2基、さらに重低音を担うウーハーを搭載することで、これ1台で上下左右から包み込まれるような迫力あるサウンドを楽しめます。
一方「MZ1800シリーズ」(65V型・55V型・48V型 共にオープン価格)も有機ELディスプレイを搭載したモデル。特に65V型・55V型では、高輝度有機ELパネルに独自のディスプレイ構造を組み合わせることで放熱効率の向上に成功。上位モデルに迫る高コントラストな映像美を実現しています。
サウンド面にも注目。65V型・55V型は最大80W出力のスピーカーを内蔵。
正面に備えたフルレンジスピーカー2基とウーハー+パッシブラジエーター、高さ方向の立体感を提供するイネーブルドスピーカー2基というバランスの良い構成が、まるで劇場のような迫力の3Dサウンドを実現しています。
このほか「MZ2500シリーズ」「MZ1800シリーズ」ともにHDMI2.1規格の4K120p入力に対応するほか、映像ソース側のフレームレートとテレビ側のリフレッシュレートのズレによる画面割れを防ぐVRRやAMD FreeSync Premium、NVIDIA G-SYNC Compatibleにも対応。入力機器の接続を検知し、自動的にゲーミングに最適な低遅延モードに切り替えるALLMにも対応するなど、ゲーム好きにうれしい仕様も満載です。
発売は「MZ2500シリーズ」が7月21日から、「MZ1800シリーズ」が6月16日からとなっています。
>> パナソニック「ビエラ」
<文/&GP>
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