“イルカ・クジラモデル”とは、G-SHOCKが1994年より続けている環境保護団体「アイサーチ・ジャパン(国際イルカ・クジラ教育リサーチセンター)」とのコラボレーションモデル。ブランド設立以来、自然保護の観点からさまざまな活動団体に協力、コラボレーションを通じた支援活動を行っているG-SHOCKですが、なかでもおそらく最も広く知られているのがこのモデル。毎年この季節に発表される“イルクジ”モデルは、愛好家の間では季節の風物詩的な存在となっています。
2023年モデルとして登場するのは、新定番のスタンダードモデルから本格防水機能を備えたプロフェッショナルウォッチまで、バラエティ豊かな3つのタイムピース。
「GA-B2100K-9AJR」(2万7500円)は、初代G-SHOCKのコンセプトを受け継いだ八角フォルムにタフソーラー&スマホリンク機能を搭載した新時代のスタンダードモデル、“GA-B2100”をベースにしたアナデジウォッチ。
「GW-8200K-9JR」(7万9200円)はプロの高い要求を満たす200m潜水用防水機能を備える本格ダイバーズウオッチ。大胆な左右非対称デザインは、チタンケース採用で当時大いに話題を呼んだ2代目フロッグマンこと“DW-8200”に対するオマージュです。
また「GMD-W5600K-9JR」(2万6400円)は、小型薄型のすっきりとしたスタイルに、世界6局マルチバンド対応の時刻合わせなど多彩な機能を備えたデジタルウオッチ。ウイメンズモデルとしてリリースされていますが、もちろん男性がつけても問題なし。
いずれのモデルもボディにはキリッとしたブラックカラーで、バンド部分には明るくエネルギッシュなイエローカラーを採用。ダイナミックな2トーンは、1994年に初のコラボモデルとして発売された初代“イルクジ”こと国際イルカ・クジラ会議記念モデル“DW-6100DW”のカラーを再現したもの。サイドボタンや美錠にはゴールドカラーがあしらわれ、G-SHOCK40周年にふさわしい華やかな雰囲気を添えています。
もちろん毎年のお楽しみ、イルカやクジラのシルエットをモチーフにしたディティールも健在。裏ぶたやバンドにロゴやマークをあしらいますが、特に「GA-B2100K」ではインダイヤルに添えられたクジラを模った小針に注目! 「GW-8200K」「GMD-W5600K」では、ライトを点灯すると液晶にイルカやクジラのシルエットが浮かび上がります。
3モデルすべてにおいて太陽光を動力に変えて駆動するタフソーラーを搭載、また樹脂素材を用いたベゼルとバンド部分には、コラボレーションシリーズで初めてバイオマスプラスチックが採用されています。さらに特製パッケージではプラスチック素材を廃⽌し、紙素材には再生紙を使用。時計の製品袋として、小物入れなどに再利用できる綿100%の巾着袋を使うなど、循環型社会への方向性を全面に打ち出している点にも注目です。
>> G-SHOCK
<文/&GP>
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