乗りやすさの秘密は、特許申請中の“ワンウェイクラッチ構造”にあり。この構造はウィール(タイヤ)が後ろ方向へ回りづらく、スケボーが前方にのみ進むという仕組み。
たったそれだけの構造なのですが、乗ってみると大違い。普通のスケボーはちょっとした体重のかけ方や重心のズレで前後へ動いてしまいますが、HEXの場合は前にしか進まないので、転ばない重心の範囲が広がり、乗った際の安定感がアップ。体をしっかりスケボーに預けられるため、重心が安定し、転びにくくなっています。
また、つまずいたりしてデッキから足が離れてしまった場合でも、スケボーが勝手に後ろに進んで、人にぶつかったり、道路に飛び出すのを防いでくれるメリットも。
スケボー本体はコンパクトですが、デッキ部分の広さが23×48cmとなっており、乗りやすいとされている幅広のコンパクトスケートボードと同等の大きさに設計。長さも持ち運びやすい22インチのミニクルーザーを参考に作られているため携帯性も抜群です。
乗りやすい工夫は他にも。ボードの前方には“ピボットピン”なる突起が付いていて、乗り慣れていない時は足を置く場所の目安に。プッシュ(片足で蹴って進む動作)後など足のスタンス(位置)を変える際も、ピボットピンを目安にすればバランスを崩しにくく、スムーズなスタンス変更が可能です。
足回りは直径70mmで、硬さ78Aの大きくてやわらかいウィールを採用。ちょっとした段差や凸凹な道でも、衝撃を吸収して滑らかに進みます。スケボー特有のシャーっという走行音も抑えられているため、静かな場所を走る際も音を気にする必要はなし。
インパクトのある網状のデッキは、強度と軽さを兼ね備えたハニカム構造を採用。重さは約2.2kgで、デッキの両側にハンドルが付いているため、片手で気軽に持ち運ぶことが可能。素材はエンジニアリングプラスチックが使われていて、水に濡れても問題ありません。
ちなみに、Makuakeではすでに完売してしまいましたが、オプションとしてスケボーに取り付ける“リーシュコード”も存在。スケボーが足から離れてしまった際も、コードを握っていれば勝手に進むことはないので安心です。
乗りやすさや携帯性を追求した新型のスケートボードは、ちょっとした移動や気分転換にピッタリ! もちろん、はじめての人でも乗りやすいといっても普通の道を走るには練習は必要(ヘルメットなどの防具も推奨)。また、道交法で、交通の頻繁な道路でのスケボーは禁止とされているので、交通状況に注意してルールやマナーを守って楽しんでください!
>> Makuake
<文/&GP>
【関連記事】
◆スケボーシューズブランドとコラボしたマスターピースの新作リュック
◆ザ・ノース・フェイスが考えるスケボー用バッグってどんなの?
◆兜にスケボーに寿司!?モチーフが独特すぎる「セイコー 5スポーツ」
- 1
- 2