月の満ち欠けを表示するムーンフェイズは、機能ゆえにどうしても存在感が主張されがち。しかし、当モデルのムーンフェイズ表示は「フラッグシップ ヘリテージ」の持つシンプルでクラシカルな雰囲気を壊すことなく、あたかも元からそこにあったかのようにデザインにマッチ。このようにマッチしているのは、ムーンフェイズ表示の大きさや位置はもちろん、月や星のカラーを針やインデックスとそろえるなどの、絶妙な配色バランスのおかげでもあります。
ムーンフェイズ表示をよく見ると、周りには小さな数字が書かれているのに気がつくはず。ここはポインターデイトになっていて、カレンダー表示と同様に日付を確認できます。針が指し示す日付は、上半分と下半分で数字の向きが変わっていて、ひと目で認識しやすい仕様です。
約72時間のパワーリザーブを誇るムーブメントには、ムーンフェイズ機能を備えた自動巻きの「キャリバー L899.5」を搭載。シリコン製のヒゲゼンマイを採用しており、気温の変化や磁場の影響を受けにくいのも特徴です。
デザイン面では、ていねいに磨き上げられた38.5mmのステンレススティール製ケースや、サテン仕上げが施された細身のラグ、オリジナルモデルに着想を得たドーム型ダイヤルが見どころ。ねじ込み式のケースバックには、旗艦を意味するモデル名の“フラッグシップ”にちなんで、キャラベル船がデザインされたゴールドメダリオンがセットされています。
ラインナップは、オパーリン加工が施された乳白色のダイヤルにゴールドの針やインデックスを組み合わせた「オパーリンシルバーモデル(L4.815.4.78.2)」と、サンレイ加工が施されたダイヤルをはじめ、全体をシルバーで統一した「サンレイシルバーモデル(L4.815.4.72.2)」のふたつ。なお、オパーリンシルバーモデルにはブラウン、サンレイシルバーモデルにはグレーのアリゲーターストラップが装着されています。
名機「フラッグシップ」の意思を継ぐ、クラシカルなムーンフェイズウォッチ。ロンジンらしいコストパフォーマンスの高い1本なので、ムーンフェイズウォッチに興味がある人は要チェックです!
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<文/&GP>
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