「Denon PerL Pro」「Denon PerL」が搭載しているのは、新生児の難聴検査などに用いられる医療技術を応用して開発されたDENON独自のテクノロジー“Masimo AAT(Adaptive Acoustic Technology)”。
一般に、生まれたばかりの赤ちゃんには、先天性難聴をいち早く発見することを目的とした新生児難聴スクリーニング検査というテストが行われます。
正常に機能している内耳では、耳に一定の音を与えるとごく微小な音(OAE、耳音響放射)が発生するという仕組みがあり、難聴スクリーニング検査ではこのOAEの反応性によって難聴を判断しています。
一方、今回発売されたDenon PerLシリーズに搭載される“Masimo AAT”では、このOAEを解析することでさまざまな周波数の音に対する感受性を調べ、それぞれのユーザーの聴こえのクセを専用リスニングプロファイルとして生成。
プロファイルに合わせたきめ細かな音質調整を行うことで、あらゆるユーザーが自分の耳に最適なリスニング環境を手に入れることができるというわけです。
サウンドデバイスとしての基本機能においては、両モデルともに外からのノイズを逆位相の音で打ち消すアクティブ・ノイズキャンセリング機能を搭載。
特に上位モデルである「PerL Pro」ではより精度の高いノイズキャンセリングを実現できるよう、骨伝導マイク2基を含む8基のマイクを内蔵しています(「PerL」では4基を搭載)。
さらに「PerL Pro」のノイズキャンセリング機能は、周囲の騒音レベルや耳の密閉度に応じて、その効果の強さを自動的に調整するインテリジェント機能も搭載。ユーザー自身が手動で調整しなくても、その場の環境に合わせて自動的にノイキャンのレベルを変えてくれるってかなりうれしい。
周囲の音を適度に取り込める外音取り込み機能(ソーシャルモード)も備えているので、屋外での散歩やランニング、電車などでの移動中も安心です。
また「PerL Pro」では最新のロスレスオーディオコーデック“Qualcomm aptX Lossless”をサポート。ファイルの圧縮・伸張時にデータ損失を伴わないaptX LosslessならワイヤレスでもCDクオリティ(44.1kHz/24bit)のサウンドを楽しむことが可能です。
さらにスウェーデン発の音響企業Diracが開発したによる空間オーディオ技術“Dirac Virtuo”も搭載。単純なステレオコンテンツが、まるで2本のスピーカーで聴いているかのような豊かな広がりとともに楽しめます。
何もしなくても「自分の耳に合った、最高にイイ音」が体験できるって、かなりスゴいこと。音響技術の粋を集めたDENONの自信作、完全ワイヤレスでも音に妥協したくないユーザーなら注目の1本になりそうです。
<文/&GP>
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