「abien DRY IRON」、まずびっくりするのが異色のルックス。薄くフラットなかけ面は縦195×幅84mm、上下両端を細く絞ったレモン型。いうなればDIYで壁を塗る“コテ”などにも似たかなりシンプルなフォルムです。
さらに本体重量は400g。これは一般的な家庭用ドライアイロンの重さ(約800〜1300g)の1/2から1/3に相当する驚異的な軽さです。コードレスではありませんが、このサイズと重さなら取り回しに苦労することはまずなさそう。
重ねて、特筆すべきは予熱時間。一般的なドライアイロンなら、予熱するのに約30〜60秒(中温の場合)はかかるところ、この「abien DRY IRON」なら電源を入れてわずか10秒で使用可能。予熱時間をほとんどとることなく思い立った時にすぐ使い始められるから、ピンポイントで気軽に使えて便利です。
独特の形状と仕様を可能にしているのは、独自開発のサーキットヒーター。フィルム状になった極薄・高密度ヒーターがシリカプレートと一体化、すなわち熱源と伝導体がひとつになっているから、使いたいときにすぐ温めることができるという仕組みになっています。
さらにセンサーレス温度制御システムを採用しているため、温度を一定に保つためのセンサーや制御装置も不要。その分、本体も軽くコンパクト、おまけに効率の良い熱伝導のおかげで消費電力も従来のアイロンの1/10とまさにいいこと尽くし。
ただしスチーム機能は搭載しないため、ニットなどでの使用には不向き。またジャケットなどを吊るしたままシワを伸ばすスチーマーのような使い方もできませんが、パンツのセンタープレスやスカートのプリーツなどの折り目をピシッと押さえるような作業はお手のもの。
コンパクトなサイズを活かして旅行カバンに忍ばせておけば圧縮した衣類のたたみジワを伸ばるのに重宝だし、要所要所でアイロンを当てながら作業を進める手芸や洋裁などのホビーにも役立ちそう。シャツの襟元や手元、あるいは毎日使うハンカチなど、人の目につきやすい部分だけでもキリッと仕上げておけば、第一印象も大きく変わりますよ。
>> Makuake
<文/&GP>
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