全工程を職人の手作業で仕上げた「杓文字」は、ごはんをよそう以上の価値がある

今回登場した「杓文字」は、福岡県糸島市「工房 雲」の木工職人 小野寺幸裕さんの手によるもの。日本人の手になじむ握りやすい形状で、鍋肌にもやさしくフィットする緩やかに湾曲したラインが特徴的な美しいデザインに目を奪われます。

使用しているのは艶があり、耐久性の高い桜材(国産の山桜)。なんと3~5年以上、天然乾燥させたものを使用しているのだとか。人工乾燥させた木は、歪みが出る可能性があるので使わないという木工職人ならではのこだわりも魅力です。

表面にはごはん粒がつきにくいよう、すくう面に彫り目が施されています。丸ノミを使って、一目ずつ丁寧に掘り進めるという手の込みよう。裏面はサンドペーパーでより滑らかに仕上げられています。

杓文字の特徴的なフォルムは、日本の暮らしに合う形を職人自らが模索した末に生まれたもの。握りやすく日本人の手に馴染みやすいのはもちろん、お釜や土鍋などの底の曲線にもやさしく寄り添い、絶妙な力加減で、ごはんをやさしく扱えます。

サイズはW5.8×D20.6×H1.8cm。塗装に用いられているウレタン剤は、食品衛生法や学校給食法をクリア。100℃の熱湯で消毒もできるので、衛生面が気になる人でも安心して使えます。

桜材の仕入れから仕上げの塗装までの長い道のりを、全てひとりで行うという手の込みよう。毎日使い続けることでより一層手になじみ、唯一無二の道具として育っていきます。

職人の思いがつまったこだわりの道具で、炊き立てのごはんを味わう贅沢。実りの秋をこんな杓文字と一緒に迎えてみてはいかがでしょうか。

>> 久原本家「茅乃舎」

<文/&GP>

 

【関連記事】

◆本体もフタも食洗機OK!サーモスの真空断熱スープジャーがますます使いやすくなった!
◆料理好きにこそ使ってほしい。能登の野鍛冶が手掛けるこだわりの万能包丁
◆よく見たらベアロゴまで手書き!スタンレー×ナイジェル グラフのコラボタンブラー

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする