いまを遡ること60年ほど前、当時としては驚異的な300mの防水性能を備えた本格ダイバーズ“スーパーマン”(1963年)、レガッタタイム機能を備えた200m防水のクロノグラフ“ヨッティングラフ”(1966年)など、のちにブランドアイコンとなる画期的な機能を備えたモデルを次々リリース。スポーツウォッチの分野でフランスを代表するブランドへと登りつめたイエマ。70年代のクォーツショックを経て見事に生き残った、数少ないフランス時計メーカーのひとつです。
そんなイエマがオフィシャルパートナーとしてタッグを組んでいるのが、FIA世界耐久選手権に参戦しているアルピーヌ・エンデュランス・チーム。来月には第6戦となる富士6時間耐久レースを控えていますが、その開催を前に両者のコラボレーションによる特別なタイムピースが発表されました。
自社製キャリバーを搭載したシンプルな3針モデル「アルピーヌエンデュランスチーム オートマティック」(15万7300円〜)、扱いやすいメカクォーツクロノグラフ「ラリーグラフ アルピーヌエンデュランスチーム メカクォーツ」(6万6990円〜)など、個性的なラインナップが顔をそろえますが、やはり注目すべきはメカニカルクロノグラフ「ラリーグラフ アルピーヌ A470 リミテッドエディション」。
316Lステンレススティールを用いたコンパクトな39mmケースに収められているのは、高い信頼性と制度を誇るスイス製機械式ムーブメントのETA バルジュー7753。3時位置と9時位置にふたつのサブダイヤルを並べたバイコンパックスダイアルは、1960年代よりラリーグラフモデルに採用されているアイコニックなスタイル。ヴィンテージカーのダッシュボードを彷彿とさせる真ちゅう製のサブレジスターも雰囲気たっぷり。アルピーヌを象徴するディープブルーのカラーダイヤルも、思わず見惚れる麗しさです。
一方で、エッジを効かせたケースは全面にポリッシュ仕上げが施され、洗練された印象。タキメーターベゼルに添えたサテン仕上げは、摩擦による小傷を目立たなくさせる効果と共に、モータースポーツのスリリングな世界観を体現します。
ストラップには、ブルーのステッチを入れたブラックレザーを採用。傷や摩擦から時計を守るドーム型サファイアガラス、暗所での視認性を確保するブルーのスーパールミノバなど、きめ細かく行き届いたディテールにも注目です。
>> イエマジャパン
<文/&GP>
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