■新型ヒンジ採用で完成度を極めた「Galaxy Z Fold5」
横開きタイプの最新モデル「Galaxy Z Fold5」は、前モデルのZ Fold 4と同じく、閉じた状態では約6.2インチのカバーディスプレイを利用でき、開くと約7.6インチの大画面ディスプレイが使える。
一見、大きな進化はないのかと思いきや、Z Flip5と同じくフレックスヒンジを採用し、前モデルからの薄型化と軽量化を実現。プロセッサーにはGalaxy史上最速のSnapdragon 8 Gen 2 for Galaxy」を採用するなど、使用感を着実に向上させていることが特徴。
約7.6インチのメインディスプレイは最大輝度が1300ニトから1750ニトに向上。晴天下でもクッキリと見やすい画質で表示されるように進化しています。
画面下に表示されるタスクバーには、Z Flip4では直近で使ったアプリが2件表示されましたが、設定変更によって最大4件まで表示可能に。
アプリのアイコンをドラッグするだけで画面を分割できる直感的な操作性はそのままに、両手でのドラッグ&ドロップ操作にも対応。コピーしたテキストや画像を、ほかのアプリを起動して貼り付けるといった操作もスムーズに行えるようになっています。
卓上に置いてデスクトップスタイルで使う際に便利な「フレックスモード」も進化。「カメラ」「YouTube」などの標準アプリだけではなく、例えば「Netflix」を観るときにも、上に映像を表示させて、下に一時停止や10秒戻しなどの操作パネルを表示できます。
Galaxy独自のスタイラス「Sペン」に対応していることも魅力。従来モデルではSペンを収めるケースを着けると、厚くなるのが難点でしたが、新しい「Slim S Pen Case」(別売)によって、見た目にもスッキリとした状態で持ち歩けるようになっています。
■「Galaxy Watch6」シリーズは待望のFeliCaに対応
スマートウォッチの最新モデル「Galaxy Watch6」シリーズも発表されました。ベーシックモデルの「Galaxy Watch6」は40mmと44mmの2サイズで、通常のBluetoothモデルに加えて、ドコモとauからLTEモデルも発売されます。
さらに、回転するベゼルを搭載する上位モデル「Galaxy Watch6 Classic」は43mmと47mmの2サイズから選べます。
Galaxy Watch6シリーズの最大のトピックは、FeliCaに対応したこと。発表会では、まだ具体的な対応サービスは明かされず、会場に展示された実機でも確認することはできませんでしたが、SuicaやiDなど主要なサービスへの対応を期待したいものです。
前モデルのWatch5と比べて、ベゼルが細くなり、表示領域が約20%広くなっていることも利点。文字盤がより見やすくなり、文字入力などのタッチ操作もしやすくなっています。健康管理、運動測定などの機能は引き続き搭載し、Galaxy Watchだけの体組成測定機能も引き続き搭載。機能を向上させた睡眠トラッキングは、睡眠時に適したファブリックバンド(別売)も用意されています。
Galaxy Watch6(Bluetoothモデル)は9月以降発売で、40mmモデルが5万160円、44mmモデルが5万5200円。Galaxy Watch6 lassic(Bluetoothモデル)も9月以降発売で、43mmモデルが6万6960円、47mmモデルが7万2000円。Galaxy Watch6(LTEモデル)は、auが9月以降、ドコモが11月以降の発売が予定されています。