この端末、力強いネーミングの通り、仕様もパワフルで頼もしいんです。
OSはAndroid 6.0。1.8GHzのオクタコアCPUと3GBのRAMを搭載しているので、ゲームや動画を楽しみたい人にも最適。5.5インチのフルHDディスプレイを搭載し、背面カメラは1600万画素、前面カメラは800万画素。
本体の側面には「わずが0.3秒で認識する」という指紋センサーも搭載しています。
この指紋センサーはロックを解除するだけでなく、あらかじめ指定したアプリをワンタッチで起動したり、触れるだけで電話に応答できたり、なぞってWebページをスクロールできたりと、さまざまな用途に活用できます。
またジャイロセンサーを搭載しているので、「ポケモンGO」で遊ぶ際はARモードでモンスターボールを投げられます。「DTSサウンド」を搭載し、ステレオヘッドフォンで音楽を聴く際の音質向上にも取り組んでいます。
最新のハイエンドモデルに比べると、CPUのスペックが若干低いことと、LTEの下り最大速度が150Mbpsであることを除けば、「ほとんどハイエンドに近いミドルレンジ」と言っていいでしょう。3000mAhの大容量バッテリーを搭載しているので、電池の保ちも期待できそうです。
ミュンヘンのデザインセンターでデザインされた筐体は、アルミを使ったリッチな質感。約7.2mmの薄さで、重さは約167g。フロントパネルのエッジ部に2.5Dの曲面加工を施すなど、昨今のトレンドの王道と言ってもいい仕上がりです。
実際に手にすると、5.5インチの大画面のわりには、軽く感じました。パワプルなスペックのわりには、やさしい印象。カラバリはゴールドとシルバーから選べます。どちらも落ち着いた光沢なので、万人受けして、飽きが来ないデザインと言えるかもしれません。
■2枚のSIMでふたつの回線を同時待ち受け!
このZTE「BLADE V7 MAX」には、メーカーが強く推す機能がもうひとつあります。
それは「DSDS(デュアルSIMデュアル待ち受け)」。2枚のSIMカードを装着でき、4G(LTE)と3Gを同時に待ち受けることができるのです。
例えば、大手キャリアのSIMと格安SIMの両方を装着して、キャリアのSIMを電話に使い、格安SIMでお得にデータ通信を楽しむことも可能。海外渡航時に、国内キャリアのSIMを挿して電話を待ち受けつつ、現地で購入したプリペイドのSIMを使うといったこともできます。
7月に1〜2万円台で買えるエントリーモデル(https://www.goodspress.jp/news/41379/)
を発売し、今回、ミドルレンジの BLADE V7 MAXでラインナップを強化したZTE。近いうちに、よりハイスペックなフラッグシップモデルの日本発売もありそうですよ。
ZTEジャパン >> http://www.zte.co.jp/
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(取材・文/村元正剛)
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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