カウボーイをはじめとする労働者のワークウエアとして生まれたジーンズ。その大手であったブルーベル・オーヴァーオール・カンパニーが、社運を賭けて1947年に発売したのがラングラーのアイテムでした。
世に送り出されたのは、機能美の感じられるディテールデザイン、ワークウェアの伝統的な機能性が融合した、いうなれば“ジーンズのサラブレッド”。その圧倒的な存在感は、今なお世界中のヴィンテージマニアを魅了し続けています。
「THE ARCHIVES」では、現在ではもう数少なくなっているヴィンテージピースを解析し、特徴的なディテールや縫製、当時話題を集めた付属品まで徹底再現。1951年から1964年までの間に発売された伝説のアイテムが登場します。
ラインナップは、「11 MW WESTERN SADDLE PANTS 1951」(2万8600円)、「11MWZ WESTERN JEANS 1958」(2万8600円)、「10MW WESTERN JEANS 1964」(2万8600円)、「111MJ WESTERN JACKET 1951」(3万9600円)、「11MJZ WESTERN ZIPPER JACKET 1958」(3万9600円)の5型。
「11MW」は、ウエスタンウェアのカスタムテーラーを営むロデオ・ベン・リヒテンシュタインによってデザインされたパンツ。サドル上での過酷なアクションにも耐えうるディテールが特徴で、プロのロデオライダーにも愛された1本です。
「11MW」をよりロデオ向けにブラッシュアップさせた「11MWZ」は、耐久性に優れた素材と、“ロデオ・ベン・シグネチャー・ウォッチ・ポケット”や7ループなど、他社の製品と一線を画す存在感をもつジーンズ。
ロデオ競技時にサドルホーンが引っかかってしまう事故を防ぐため、ジッパー仕様となっているのも大きな特徴です。
「10MW」は、1964年から1年間のみ販売された幻のモデル。ライバルブランドを彷彿とさせる、テーパードするカットやダックテイル気味に直線的なヒップカーブなど、ラングラーの他製品とは異なる特徴を持つジーンズです。
ジーンズ同様ロデオ・ベン・リヒテンシュタインによってデザインされた「111MJ」「11MJZ」は、ロデオ界のスターが愛したウェアとして知られるジャケット。
運動性の高い背面のアクションプリーツや、グローブしたままでもジャケットを開閉しやすい「11MJZ」のジッパーなど、ロデオで活躍するさまざまな機能は、現代の“働く人々”にも役立つこと間違いなしです。
>> Wrangler
<文/&GP>
【関連記事】
◆バイク乗りに◎。レーシングスーツ並の強度を誇るジーンズに洒脱なブラック登場!
◆日本のデニムといえば。エドウインが手掛ける“本藍染”ジーンズが登場!
◆あの“黒ラベル”がジーンズを作ったぞ!素材はもちろんビールにちなんでます!
- 1
- 2