アマチュアミュージシャンの間では静かなブームになりはじめているフィンガードラム。その名の通り、指先をで楽しむドラム演奏。もう少し詳しく説明するなら、音色を割り当てたパッドを叩いてビートを奏でる演奏技術、といったところ。
一般的にはPCなどのデジタル機器にパッド型コントローラーをつないで演奏しますが、まったくの初心者にとっては、そもそも機材を用意することからして敷居が高い。人前で演奏を披露しようにも、セットアップの煩雑さでちょっと二の足を踏んでしまいますよね。
こうした問題を解決できるのが「FGDP-50」「FGDP-30」。左右対称のアーチ状に配置された18個のパッドは、それぞれ人間工学に基づいて設計されたもの。例えばバスドラは安定感のある親指を、繊細な表現を実現したいスネアドラムは動かしやすい人差し指を、ハイハットシンバルに持久力のある中指を割り当てれば、片手の3本の指だけで8ビートを刻むことが可能。もう一方の手を加えれば、慣れたら複雑な16ビートもいとも簡単に演奏できます!
本体サイズと重さは「FGDP-50」が幅22.3×奥行き22.3×高さ5.1cmで1.1kg、「FGDP-30」が幅22.3×奥行き19.5×高さ4.9cmで1.0kg。どちらもスタンドアロンで駆動できるよう、本体には充電式リチウムイオンバッテリーを内蔵。さらに「FGDP-50」には1500種48種類、「FGDP-30」には1212種39種類もの音色とキットをプリセット。
内蔵する2.5Wスピーカーを使えば、ひとつでいきなり演奏を楽しめます。
もちろんUSBケーブルを介してPCと接続すれば、好みのソフトウェア音源やサンプリング音源との連動、音楽ソフトを使ったデータの記録にも対応。オーディオケーブルでスマホと接続すれば、流れる楽曲にあわせたドラムセッションも気軽に楽しめます。
特に上位モデルにあたる「FGDP-50」では、さまざまなボイスを自在にアサインできる8つのRGBパッドを搭載。また、USBメモリーを介したサンプリングの割り当てや演奏録音機能、バックトラックにあわせたセッションを楽しめる“セッションクリエイター”、パッドの長押しにより自動的にサウンドをリピート再生できる“ノートリピート”など、音楽制作や演奏を楽しめる機能を多彩に搭載しています。
もともと楽器演奏が得意な人から、楽器演奏が初めての人まで、それぞれユニークな音楽体験を味わえる新感覚のサウンドデバイス。今からみっちり練習すれば、年末のパーティシーズンにはちょっとした特技として披露できるかも!?
>> ヤマハ
<文/&GP>
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