スウォッチとブランパンがコラボ!深海がテーマの機械式時計が登場したぞ

新作「Bioceramic Scuba Fifty Fathomsコレクション」は、その名の通り、スウォッチのダイビングウォッチ “スクーバ”を下敷きに、ブランパン往年の名品“フィフティ・ファゾムス”を讃えてデザインされたタイムピース。

ダイヤルは“フィフティ・ファゾムス”をお手本にデザインされたもので、5つのバリエーションは、それぞれ北極海、太平洋、大西洋、インド洋、そして南極海をテーマにしています。

「ATLANTIC OCEAN」の深いブルーのグラデーションは、大西洋の荒波がモチーフ。生き生きとしたグリーンに、コントラストをなすカラーをふんだんにあしらった「INDIAN OCEAN」は、青草が茂るまばゆい水中と、海洋生物があふれるサンゴ礁をイメージしたものです。


いずれもケースサイズは42.3mm径で、ケース厚は14.4mm。素材にはバイオセラミックが使われており、ベルトにも使用済みの漁網をリサイクルしたNATOストラップを採用するなど、サステナブルな視点も忘れていません。

ケースを裏に返せば、シースルーバック越しに90時間パワーリザーブを誇る機械式ムーブメント、SISTEM 51が姿を見せますが、このムーブメントは、それぞれの海から着想を得た鮮やかなイメージで華麗に彩られています。

さらにケースバックに姿を見せるのは、各大洋で生息する種にモチーフを得たウミウシたち。「PACIFIC OCEAN」では太平洋の暖かい海に生息するクロモドーリス・クーターイ、「ANTARCTIC OCEAN」では極寒の地に生きるトリトニエラ・ベリを採用するといった具合。かわいらしい姿には思わず目を奪われます。

また、北極海をモチーフとする「ARCTIC OCEAN」では、6時位置に配置されている“NO RADIATIONS”のマークにも注目。放射性物質不使用を意味するこのマークは、ブランパンの60年代の名品ダイバーズ“フィフティ ファゾムス ノーラディエーション”へのトリビュート。

その背景には、それまで夜光塗料に使われていたラジウムに関して、60年代を境に人体への悪影響が指摘されるようになったという文脈があります。一見なにげない意匠の中に、ブランパンが歩んできた豊かな歴史を汲み取れるのも、今回のコラボレーションの醍醐味といえそうです。

>> Swatch

<文/&GP>

 

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