■スリム&軽量ボディで、指紋認証もしやすくなった
デザインは前モデルを継承。約6.1インチの有機ELディスプレイを搭載し、美しいアルミのユニボディで仕上がっています。横幅は約71mmで、重さは約159g。片手でも操作しやすいサイズ感です。
前モデルでは左側面に独立した指紋センサーが搭載されていましたが、AQUOS sense8では電源ボタンと指紋センサーが一体化。より操作しやすいレイアウトになっています。
■リフレッシュレートは実質最大180Hzに
ディスプレイは、前モデルと同じ「IGZO OLED」ですが、リフレッシュレートは60Hzから90Hzへと向上。さらに、画面更新の間に黒画面を挿入し、実質的には180Hz相当になるとのこと。素早いスクロール操作でも、残像感の少ない滑らかな画質で表示され、ゲームを楽しむにも有利なディスプレイになったと言えるでしょう。
プロセッサーはSnapdragon 6シリーズの最新版、Snapdragon 6 Gen 1(最大2.2GHz)を採用。ミドルクラスとしては十分な6GBのRAMを搭載しており、毎日のようにオンラインゲームをしたり、オリジナルの動画を編集したりするヘビーユーザーを除けば、操作性に不満を感じることはなさそうです。
■カメラは画質を向上させて、超便利な片手撮影UIも搭載
背面カメラは、前モデルと同じ標準(約5030万画素/F値1.9)+広角(約800万画素/F2.0)の2眼で、標準カメラには、1/1.55インチの大型センサーが採用されています。デザインに変更はなく、基本スペックも共通していますが、撮影画質は大きく進化しているとのこと。標準カメラが光学式手ブレ補正に対応し、最新の画質エンジン「ProPix5」を搭載。これにより、非圧縮のRAWデータを複数枚撮影して合成するHDR撮影に対応。説明会で、AQUOS sense8のカメラで撮った写真を見せてもらいましたが、撮影画質はAQUOS R8などのハイエンドモデルに近づいたように感じました。
カメラアプリのUIもリニューアル。便利だと思ったのは「片手撮影UI」。シャッターアイコンを長押しして移動させることができ、片手で持った状態で、押しやすい位置でシャッターが切れる仕組み。ありそうでなかった機能で、スマホを逆さまにしてローアングルで撮ったりする場合にも重宝しそうです。
■大容量バッテリーを搭載。ヘビーに使っても2日持つかも!?
AQUOS sense8は、実は前モデルから1gだけ重くなっているのですが、バッテリーは4570mAhから5000mAhへと増量されています。使い方にもよりますが、2日間の連続使用を見込め、動画は約39時間続けて再生できるそう。電池持ちには期待していいでしょう。また、充電時のバッテリーへの負荷を軽減する「インテリジェントチャージ」によって、3年使い続けても電池残量90%を見込めます。
もちろん防水・防塵に対応で、MIL規格に準拠する耐衝撃性能も備えています。OSのバージョンアップは最大3回、セキュリティアップデートは最大5年を保証しているので、長く使い続けたい人にも安心。多くの人にとって安全な選択肢となりそうなスマホです。
<取材・文/村元正剛(ゴーズ)>
村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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