ドウシシャの家電ブランド・ORIONからこの秋登場の「SCR-B9」は、同社開発者の「当時は高額すぎて手に入れることができなかったバブル時代の高級ラジカセを、なんとか手の届く価格で提供できたら」との昔年の情熱と偏愛を結実させた意欲作。
前述の通り本体幅670mm、重量に至っては電池込みでおよそ10kg超と、ポータブルオーディオとしてはあり得ないほどのビッグサイズ。
このずっしり巨大なボディに、縦型CDプレイヤーとカセットプレイヤー、ラジオチューナー、13.5cmフルレンジスピーカーと3cmツイーターを2基ずつ搭載しています。
ラジオチューナーにはデジタルチューナーを採用しつつも、あえてアナログ風に仕上げたダイヤルや選局スケール、切り替えツマミやボタンにあしらったゴールドのカラーリング、左右それぞれの出力に連動して動くVUメーターなどなど、レトロ感あふれるディティールが魅力的。
さらに標準プラグマイク入力2系統と電子エコー、マイクボリューム機能など、当時を知る人にとっては懐かしいカラオケ仕様も装備。
いつでもどこでもカラオケが楽しめる特別仕様にも、当時の空気が漂います(あの頃はカラオケボックスも今ほど普及していませんでしたね)。
その一方で、Bluetoothによるワイヤレス再生機能やMP3での再生/録音機能など、今の時代ならではの機能もきっちり搭載。
カセットテープの録音音源をUSBメモリーやmicroSDカードにMP3圧縮して保存することもできたりと、なにげに高い実用性を備えているのも高ポイントです。
>> GREEN FUNDING「ORION Bluetooth機能搭載CDステレオラジオカセット SCR-B9」
<文/&GP>
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