2020年よりルミノックスのアンバサダーを務めるベア・グリルス氏。ルミノックスでは、かねてより彼とのコラボレーションモデルとして「3780ランドシリーズ」や「3720 シーシリーズ」などヘビーデューティなアウトドアウォッチを展開していますが、今回登場の「3730マウンテンシリーズ」は、彼の初期の遠征のひとつである、1998年の初のエベレスト登頂から着想を得たもの。
当時のベア氏は23歳。勇敢な若者の挑戦は、英国人登山家最年少での登頂成功としてギネスブックにも認定されていますが、そのわずか18ヶ月前、当時英国陸軍特殊部隊SASに所属していた彼はパラシュート降下の際事故に遭遇し、背骨3カ所を骨折する大ケガを負っています。二度と歩けないかもしれないと言われながらも懸命にリハビリに励んだベア氏は、やがて1998年に奇跡的なエベレスト登頂を成功させたのです。
こうした25年前の偉業にオマージュを捧げたのが、今回の新シリーズ。43mm径ケースには、軽く強度に優れたカーボンコンパウンド(炭素化合物)マテリアル・Carbonoxを使用し、ストラップは天然ラバー製で、ケースと一体化しているように見えるデザインを新たに採用。逆回転防止ベゼルには、ユーザーの冒険をサポートするべく、方位を示す文字が示されています。
ムーブメントには、ベーシックな機能を備えた3針クオーツムーブメント Ronda 515 HH6を搭載。数字が浮き上がって見えるように特殊な縁取りでデザインされたインデックスは、デザイン的な効果とともに視認性向上を狙うもの。
りゅうずは、これまでのベア・グリルスシリーズと同じく彼を象徴するオレンジカラーが鮮やかに彩り、インナーリングの“Never Give Up”の言葉と共に、手にする人の心を奮い立たせます。
さらに新モデルのデビューを記念して、特別仕様を備えた世界800本の数量限定モデルも登場。
純白のダイヤルには、ディープブルーのストラップを合わせ、秒針やりゅうずにはアクセントとしてレッドを添えていますが、この配色はエベレストを懐に抱くネパールの国旗から材をとっています。
ダイヤルのインナーリングには、エベレストの標高を意味する“8848M”の文字が記され、ケースを裏返せば限定モデルを証明するシリアルナンバーとともにエベレストのレリーフが登場。外装の外側には、バンパーの役割を果たす保護バーを搭載。保護バーは脱着可能で、ユーザーのあらゆる挑戦に相棒として寄り添う仕様となっています。
アウトドアウォッチといえばブラックやカーキなどダークなトーンが多い中、清冽な印象のホワイトダイヤルはかなり新鮮。重くならない鮮やかなカラーと軽い装着感はタウンユースにも良さそうです。
>> Luminox
<文/&GP>
【関連記事】
◆夏にぴったり!ルミノックスのダイバーズ「シータートル」に爽やかなオレンジ&イエローの新色登場!
◆ルミノックス新作「3350シリーズ」は見た目も中身もゴリゴリ“ミルスペック”!
◆プロメカニック御用達の「MAC TOOLS」とルミノックスがコラボ!
- 1
- 2