「LEGLOCK」は、シート状の接合ベースと、直接サッシを押さえる役割を果たす小さなプラスチックブロックで構成されています。接合ベースの表面とブロックの裏側には凸凹がついていて、ちょうどブロック玩具のように好きな位置で固定できる仕組み。
取り付け方法は実にカンタン。設置したい場所のサイズに合わせてハサミでカットした接合ベースを、同梱の両面テープで窓枠の隅に貼り付けたら、あとはブロックを装着するだけ。万一侵入者が窓ガラスを破って錠を開けたとしても、サッシに装着したブロックが邪魔をして容易には開けられない、というわけです。
こうしたギミックそのものは一般的な補助錠と大きく変わらないのですが、「LEGLOCK」が面白いのは、ブロックを接合ベース上の好きな位置に動かせるという点にあります。
例えば窓を閉めた状態で固定したければ、ベースの一番右端に取り付けておけばいいし、換気のために数cmほど開けたままにしておきたい場合は、ブロックをベースの左に2段階ほど移動させればOK。開閉幅は2.5cm単位で0~15cmの間で設定できるので、シーンに応じて調整できるのは何かと便利。感染症対策としての室内の換気はもちろん、ペットや小さな子どものいる家庭なら事故の未然防止にも役立ちそう。
さらにユニークなのは、原材料に廃プラ、リサイクル材を90%以上用いたアップサイクル商品だということ! 本品の企画・製造・販売を手がけるPLASESS LABは、自動車産業の盛んな愛知県を本拠に、本業として自動車部品向けのプラスチック部品や精密金型を作っている部品メーカー。製品を作る工程でどうしても出てしまう端材を使って何か新しい価値のあるモノは作れないか、そんな発想から生まれたのが「LEGLOCK」です。
接合ベースに使われている熱可塑性エラストマーは、バンパー、エアホース、内装表皮材などに採用される素材ですが、本品においてはリサイクル材を90%以上使用。ブロックに使われているポリカーボネイト樹脂は、パワーウィンドウボタンの光るレンズに採用されるもので、こちらも生産時に発生する端材や廃材を90%以上再利用しています。
樹脂製と聞くと、耐久性や堅牢性を心配する人もいるかもしれませんが、プラスチック素材の中でもとりわけ高い耐衝撃性を誇るポリカーボネイトなら不安は無用。さらに、柔軟性のある熱可塑性エラストマーとも好相性。ワンタッチで施錠解錠ができるから、使い勝手も抜群です。
サッシの色はインテリアに合わせて選べるよう、グレー、ブラック、アイボリー、ブラウンと4種類をラインナップ。家じゅう一気に防犯対策をしたい人は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
>> プラセス
<文/&GP>
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