アイ・オー・データの「HVTR-T3HDシリーズ」は、3チューナー入りの本体と外付けのポータブルHDD(1TBもしくは2TB)、リモコンのセットになっている。
録画データは本体につないだHDDに保存されるが、ドライブがないので、録画データをブルーレイにコピーすることはできない。もちろんブルーレイディスクを見ることもできない。
しかし、HDDレコーダーには3つのメリットがある。
1:価格が安い
HDD容量1TBの「HVTR-T3HD1」で予想実勢価格が3万5000円前後。ブルーレイレコーダーの場合、3番組同時録画の1TBモデルなら5万円以上はしてしまう。2TBの「HVTR-T3HD2」で予想実勢価格は4万1000円前後。こちらもブルーレイレコーダーなら最低でも6万円はかかる。HDDレコーダーの方が断然格安だ。
2:本体が小さい
ドライブがない分、本体はかなりコンパクト。さらに、ブルーレイやDVDといったメディアの出し入れを考慮する必要はないので、置き場所に気をつかうこともない(もちろんリモコンの赤外線が当たるようにしておく必要はあるが)。
3:ドライブ故障の心配がない
ブルーレイレコーダーの場合、ドライブ故障の可能性がある。精密な光学部品にも関わらず、完全に覆い隠すわけにはいかないため、使用するうちにある程度の故障リスクは発生してしまう。しかもドライブ故障の場合、HDDも使えなくなることが多く、修理費用も高額だ。
これらのメリットだけでなく、録画機能も充実している。
番組タイトルだけでなく、キーワードやジャンルを登録するだけで関連番組を録画する“おまかせ録画”。
録画中でも冒頭から観られる“追っかけ再生”。
指定チャンネルを最大3チャンネルまで1~23時間の範囲で自動的に録画予約する“おまかせ一括録画”。
映像の切り替わりを検知し自動的にチャプターを作成する“おまかせチャプター”。
さらに、インターネットにつなぐことで利用シーンも広がる。
外出時や自宅内のテレビがない場所でも、録画番組をネット経由でスマホやタブレットで観ることができる。放送中の番組視聴も可能だ。
他にも、専用アプリ「テレリモ」「テレプレ」をインストールしておけば、スマホ、タブレット、PCから遠隔操作で番組表閲覧、録画予約、録画番組を端末にダウンロードしての視聴などができる。
録画データはブルーレイディスクに保存しない、そもそもブルーレイを観ないという人や、すでにブルーレイレコーダーは持っているけど、チューナー数を増やして観たら消すだけのレコーダーも欲しいという2台目需要にも最適なHDDレコーダー。自分のテレビ視聴スタイルにはこれで十分という人も多いのでは。
アイ・オー・データ機器「HVTR-T3HDシリーズ」>> http://www.iodata.jp/product/av/tuner/hvtr-t3hd/
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(文/&GP編集部)
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