音質については、7mm口径のダイナミックドライバーを一基搭載したTrueResponseトランスデューサーをアップグレード。ゼンハイザーならではの緻密なチューニングによって、3~5kHzの中高域をクリアに、8kHz付近の高域を柔らかく調整することで、音の解像度や広がりがさらに増しているとのこと。
そして、完全ワイヤレスイヤホンの音質で重要なコーデックも、前モデルから対応したaptX adaptiveに加えて、CDと同等の高音質を感じられるaptX Losslessや、次世代Bluetoothオーディオ規格・LE AudioのLC3を新たにサポート。その他にも、搭載されているチップが最新鋭のものにバージョンアップされていたり、高音質かつ低遅延なSnapdragon Soundに対応したり、様々な面から音質の向上が図られています。
アクティブノイズキャンセリング(ANC)や外音取り込み機能が進化しているのも見逃せないポイント。ANCはマイクとノイズフィルターデザインをアップグレードすることで、ノイズ軽減の効果が増すだけでなく、違和感をなくして自然とノイズをブロック。外音取り込み機能では、前モデルよりもホワイトノイズが減少し、自分の声がこもって聞こえるオクルージョンも抑えられているので、イヤホンをしたままでも普段通り会話をすることが可能です。
通話品質も向上しており、周囲がうるさい場所でもクリアな声を相手へ届けてくれるので会話がスムーズに。相手の声が頭の中ではなく自分の前で聞こえるコールバーチャル技術によって、オンライン会議のような長時間の会話も疲れにくくなっています。
他にも、Bluetooth5.4に対応しアンテナ設計を最適化することで接続の安定性が向上していたり、充電ケース併用時の最大再生時間が前モデルよりも2時間長い30時間(イヤホン単体時は最大7.5時間)になっていたりと、あらゆる面で前モデルよりも進化。なお、マルチポイントやワイヤレス充電、スマートポーズ(装着検出機能)などの便利な機能はしっかり継承されています。
デザイン面では、イヤホン本体のフォルムはほぼ前作のまま、ハウジング部分にメタリックカラーを採用。おなじみのファブリック仕様の充電ケースも健在で、カラーバリエーションはBlack GraphiteとWhite Silverの2種類となっています。
情報が公開されてからすでに多くの話題を集めている、ゼンハイザーの最近フラッグシップモデル。今後、完全ワイヤレスイヤホンの購入や買い替えの予定がある人は「MOMEMTUM True Wireless 4」の登場まで待ってみるのもアリ?
>> ゼンハイザー
<文/&GP>
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