このEcoFlow「DELTA Pro Ultra」は、先日閉幕した“CES 2024”において栄えあるイノベーション・アワードに輝いた話題の製品。近年人気を集めているポータブル電源の多くが電圧や周波数を変えるインバーターを本体に内蔵しているのに対し、この「DELTA Pro Ultra」ではバッテリー部分とインバーター部分をそれぞれ独立したユニットとして構成、各ユニットとも日常生活での使用に十分に足る優れたスペックを備えているのが大きな特徴です。
バッテリー1台あたり6kWhの大容量。加えて定格出力は6000Wの高出力に対応するので、これまでのポタ電では使うことのできなかったエアコンやIHクッキングヒーターなども利用可能です。
もちろん消費電力の大きい家電を使うのであればバッテリーもそれなりの容量が必要。ということで、オプションでバッテリーを4個(合計5個=30kWh)まで追加して容量拡張も可能。万が一の事故や災害で長期の停電を余儀なくされた場合でも、日常生活に必要な電気を不自由なく使えるのはかなり心強いですね。
一方、入力においても、太陽光発電システムとの併用により最大で5.6kWのソーラー入力を実現できるハイスペックを搭載。ソーラーパネルを用いた独自のシステムを構築すれば、商用電気からの自立も夢ではありません。
また24時間の連続使用を想定し、蓄電池業界では初となる独自の冷却構造“X-Cooling”を採用。加えて、最先端のLFPバッテリー技術と高度なバッテリー管理システムの搭載によって、長期の安全性と性能維持を確保。それぞれのバッテリーは充電量が初期容量の80%になるまで3500回以上も充放電を行える長寿命仕様となっているので、安心して導入できます。
ただし本体サイズはインバーターが690×481×214mm、バッテリーが660×455×204mmとかなり大型で、重さの方もインバーター+バッテリー合計で80kg以上となかなかの重量級。各ユニットは積み重ねてスマートに収納でき、移動に便利な専用トロリー(7万3700円)なども用意されていますが、導入にあたっては設置スペースや動線の確保について十分に検討する必要がありそうです。
>> EcoFlow
<文/&GP>
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