"モバイルPC最高峰"と謳う「LG gram」の"Proシリーズ"、その実力やいかに？

このたびLGエレクトロニクスよりLG gram 2024年春モデルとしてリリースされたのは全10機種（予想実勢価格：22万円前後〜34万円前後）。ラインナップは17インチ、16インチ、15.6インチ、14インチの4サイズで、筐体色は全モデルで高級感のあるオブシディアンブラックを採用。パフォーマンスを左右するCPUには全てのモデルで最新のインテルCore Ultraプロセッサーを採用することでAIアクセラレーションにおける生産性を向上、またグラフィック表示においても優れた性能を発揮します。

機能においては、異なるOSを搭載するデバイスとの拡張性を高める独自開発のアプリ「LG gram Link」を新たに搭載。これはネットワークを介することなく、iOSやAndroidデバイスとの間でファイルや画面の共有をダイレクトに行えるというもの。手持ちのタブレットをサブディスプレイとして使ったり、逆にスマホの画面をLG gramの大きな画面にミラーリングすることも可能、また静止画や動画の共有もかんたんに行えるので、容量の大きなデータの受け渡しに便利です。

むろん、ブランド自慢の軽量設計とスタミナ仕様も健在。14インチモデルの「14Z90S-MA78J2／VP55J」（同：29万5000円前後／22万円前後）では1120gの本体に72Whの大容量バッテリーを搭載、アイドル時で最大31時間、動画再生時でも最大14時間という驚異的な駆動時間を実現しています。

また、なかでもぜひ注目しておきたいのが、性能にこだわった最上位ラインとして新たにデビューする「LG gram Pro」シリーズ。2024年春モデルでは「17Z90SP-MA78J」「16T90SP-MA78J」の2機種が登場します。

まず「LG gram Pro 17Z90SP-MA78J」（同：32万円前後）は17インチ・2560×1600（WQXGA）の広い画面を搭載しながら1299g・12.9mm厚という軽さと薄さを実現したノートPC。CPUにはインテル Core Ultra 7 プロセッサーを採用、またメモリは LPDDR6X 16GB、ストレージはNVMe SSD 1TBの大容量。

さらにディスプレイは用途に応じて31Hz～144Hzまで異なるリフレッシュレートで動作するVRR（可変リフレッシュレート）に対応、ゲームプレイ時など動きの激しい映像は高リフレッシュレートでなめらかに表示する一方、動きの少ない映像ではリフレッシュレートを抑えて消費電力を低減。大画面ならではの優れた生産性をそのまま外出先に持ち出したいユーザーに最適なモデルです。

一方「LG gram Pro 2in1 16T90SP-MA78J」（同：34万円前後）はタブレットモードやスタンドモードなど多彩なスタイルでマルチに活用できる16インチ 2in1ノート。
CPUやメモリ、ストレージ容量は17インチ LG gram Proと同等ですが、360°回転するヒンジとタッチパネルを搭載、付属のスタイラスペンを使えば4096段階の筆圧検知で繊細なイラスト描画も自由自在に行えます。