■世界初の「Tango」搭載ファブレット「PHAB2 Pro」も今秋発売
レノボから発売される「PHAB2 Pro」は、空間認識技術「Tango」のテクノロジーを搭載した世界初のスマホ。6.4インチ・クアッドHD(2560×1440)の大画面ディスプレイを搭載するモデルなので、「スマホ」と呼ぶよりも「ファブレット」と呼ぶべでしょう。
特徴は、背面に搭載された3つのカメラやセンサーで周囲の環境をマッピングし、AR(仮想現実)を利用した多彩なコンテンツを楽しめること。
例えば、購入したい家具を自分の部屋に配置するシミュレーションができたり、3Dゲームを今までの以上の臨場感で楽しめたりできる趣向。Tango対応のコンテンツは「Google Play」からダウンロードできます。
ARは、数年前から注目されながらも、いまひとつ普及せず、「ポケモンGO」で久しぶりに楽しんだという人も多いのでは? Tango搭載の「PHAB2 Pro」に触れて驚いたのが、サクサクの操作感。いや〜、ARって着実に進化していたんですね。操作とのタイムラグがほとんどないので、ストレスを感じることなくゲームを楽しめそうです。
OSはAndroid 6.0。1.8GHzのオクタコアCPU、4GBのRAMを搭載するなど、スペックもハイエンド。バッテリーも4050mAhと大容量なので、動画などを楽しみたい人も検討の価値がありそうです。オンラインでの直販価格は4万9800円(税別)で、11月下旬より予約販売が開始されます。
久しぶりにワクワクする発表会でした。
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(取材・文/村元正剛)
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。