3月下旬の発売がアナウンスされた「X100VI」は、富士フイルムが2011年より展開する高級コンパクトカメラ・X100シリーズ4年ぶりとなる新作モデル。
CMOSセンサーとして有効画素数4020万画素の裏面照射型“X-Trans CMOS 5 HR”を搭載。新しくなったセンサーでは画素構造の改良によってより多くの光を取り込めるため、前モデル「X100V」では拡張感度としていたISO125を常用感度として利用できるようになっています。
一方、レンズは解像性能に優れた23mm F2.0レンズを搭載。4020万画素をフルに生かした高精細で美しい記録を残すことができるように。
高画質化のカギを握る画像処理エンジンには新開発の“X-Processor 5”を採用。加えてAIによる“被写体検出AF機能”を、シリーズとして初めて搭載しています。
より進化したAF予測アルゴリズムの搭載で、車やバイク、飛行機、電車、動物、ドローンなど、動きの速い被写体も素早く捉えて、鮮明に残すことができるのです。
また質量約521gの小型軽量ボディに、5軸・最大6.0段のボディ内手ブレ補正機能をシリーズで初めて搭載。機動力を生かした臨場感ある写真を美しく残せるのはコンパクトカメラならではの醍醐味です。
このほか定評ある光学式・電子式を切り替えて使える“ハイブリッドビューファインダー”の搭載や高級感あふれる外装、直感的な操作を可能にする優れたデザインなどは初代モデル以来の伝統を踏襲するもの。
ボディ天面と底面に採用したアルミニウムが醸し出すグレードの高い質感、しっくりと手になじむボディの感触、形状の微調整によりグリップ感をいっそう向上させたグリップ部など、細部まで行き届いたこだわりも高級機ならではです。
また防塵防滴性能を強化するためのアダプターリングやプロテクトフィルター、遮光性を発揮するレンズフードなどアクセサリーも豊富。光学性能やF値を変えることなく焦点距離を変更できるコンバージョンレンズを組み合わせれば、作品作りの可能性はさらに広がります。
ボディカラーはシルバー、ブラックの2種類をレギュラーモデルとして展開しますが、さらに富士フイルム創立90周年を記念した特別モデルとして、本体上部に創業当時のコーポレートロゴをあしらった「Limited Edition」(予想実勢価格:35万円前後)もラインナップ。
こちらは創業年にちなんだ世界1934台の数量限定で、限定モデルの証としてシリアルナンバーの刻印が施されるほか、限定仕様のストラップ、ソフトレリーズボタンなどが同梱されます。
<文/&GP>
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