1932年『上海特急』以来、実に500作を超える名画に自社製品を提供してきたハミルトン。その多くは、現存するコレクションを作品の世界観に合わせてアレンジ、あるいは歴史的なヘリテージモデルをリバイバルしたものでしたが、今回のコラボレーションではドゥニ・ヴィルヌーヴ監督自らが、作中に登場する完全オリジナルのリストデバイスの制作をハミルトンに対しリクエスト。レジェンダリー・エンターテインメントおよびワーナー ブラザースとのコラボレーションの下、ゼロからデザインすることとなったのです。
依頼されたのは、作中に登場する砂漠の民・フレメンが装着する頑丈かつ特徴的なルックスを持つリストデバイス。この時点では設定上このデバイスがどのような機能を持つのかについては何も知らされていなかったたため、ハミルトンのデザイナーたちと映画のプロップマスター(小道具係)ダグ・ハーロッカーは、原作のストーリーとヴィルヌーヴ監督のビジョンを手がかりにイマジネーションをふくらませ、作中に登場する“砂漠デバイス”を見事に完成させました。
この“砂漠デバイス”へのオマージュとして登場するのが、今回発売された2つのタイムピース。まず「ベンチュラ XXL ブライト DUNE スペシャルエディション」は、人気のクオーツモデル「ベンチュラ XXL ブライト」をベースに特別仕様を施したもの。
従来モデルでは世界初の電池式時計のルーツに基づき、ダイヤル中央に電気のパルスを思わせるラインが施されていました。今回の限定モデルではケース左側のプッシャーを押すと、“砂漠デバイス”のフェイスデザインを彷彿させるシルエットが明るいブルーの光とともに浮かび上がります。
アクセントカラーに採用されたブルーは、作中に登場するフレメンの人々の青色の瞳に由来するもの。
また作品の世界観をいっそう色濃く感じさせるのが「ベンチュラ エッジ DUNE リミテッドエディション」。アイコニックなトライアングル型のケースにはマットブラックPVDを施し、クールな印象に。
時間表示は上下2段に分かれたデジタルディスプレイ表示を採用。ケースやフェイスに施されたユニークなデザインは作中に登場するデバイスを忠実に再現しています。
いずれのモデルも、今回のコラボレーションでしか手に入らないスペシャルギフトボックスが付属。映画・原作のファンはもちろん、時計愛好家からも熱い視線が注がれるコレクターズアイテムです。
なお今回の発売を記念して、ハミルトンブティック 東京 キャットストリート(東京・渋谷)では映画『デューン 砂の惑星PART2』の特別展示を3月10日までの期間限定で開催中。世界に数個しか存在しない“砂漠デバイス”のレプリカや開発スケッチはファン必見です!
>> ハミルトン
<文/&GP>
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