この「Santek EZ Sign 4.2 inch E-paper Display」は、先行発売して好評を得た2.9インチ Eペーパー ディスプレイに更なるブラッシュアップをかけた新製品。
ざっくりスペックをチェックしておくと、まず本体サイズは幅99.1×奥行き85.1mmで厚さ9.8mm、本体重量は69g。
画面サイズは4.2インチ(表示エリアサイズは縦83.8×横62.6mm)で、解像度は400×300ピクセル、表示する図案は白黒赤の3色を使って制作することが可能。
本体側面左側にはPCと接続するためのUSB-Cポート、右側には表示内容を切り替えるための物理ボタンを装備。
また、背面には折りたたみ式のスタンドがついていて、単体で自立させるほかフックのように壁に掛けて使うこともできるようになっています。
使用するにはまず手持ちのPCに無料の専用アプリをインストールして、表示させたい文字や図案を制作し、ケーブル経由で本体にデータを転送してセット。
文字や図案は5つまで設定でき、あらかじめ表示させたい内容をセットしておけば、あとはいちいちPCに接続することなく、手動によるボタン操作で簡単に表示内容を切り替えられるようになっています。
デジタルサイネージのようにフルカラー画像を表示させたり、動く映像を流すことはできませんが、液晶ディスプレイと異なり常時点灯させておいてもほとんど電力を消費しないのが最大のメリット。
そもそも電力を使用するのは文字や画像を書き換えるときだけだから、一度フル充電したら最大6か月もの長時間駆動が可能、頻回の充電やバッテリー交換は必要ないし、もちろんパネルが焼き付く心配も無用です。
イメージとしては、ホテルの宴会場や貸し会議室などにみられる催し案内、あるいは大型スーパーでの電光値札表示に近いかもしれません。
あらかじめ文字や図案を入れておけばPCレスで使え、紙などによる表示よりも目立たせることができるので、例えば複数ある受付窓口でそれぞれの担当業務を表示させたり、会議室の使用状況を伝えるメッセージを表示してドアにかけておく、などの使い方ができそう。
また忙しい人なら、オフィスの自席に「休憩中」「会議中」など離席を伝えるメッセージを表示させておいてもいいし、「○日まで出張中、緊急連絡はこちらへ」など直通連絡先を伝えるQRコードを貼っておくなんて使い方もスマートです。
工夫次第でさまざまな使い方ができそうなアイデア商品、まずは手にとってあれこれ試してみてはいかがでしょう。
>> Makuake
<文/&GP>
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