ペダリング出力や心拍数を管理。スペシャライズドのハイエンドe-MTB「Levo SL Alloy」登場

今回紹介する新型「Turbo Levo SL Comp Alloy」は、昨年の5月に登場した「Levo SL Gen2(第二世代)」のアルミモデル。アシストにはカーボンモデルと同じ“SL1.2モーター”を搭載し、アルミ合金のフレームでも操作性のよいハンドリングや力強いアシストを実現。重量は若干増していますが、その分価格は抑えられています。

フレームはトレイルに特化した、タフな走りにも耐えうる設計を採用。バイクの真ん中に乗りやすいコックピットによって、ペダリングやハンドリングなどの操作性が向上しています。

また、調節の自由度が高いのも特徴で、カーボンモデルにも採用されていた角度調節式のヘッドセットでは、ヘッドアングルを63~65.5度まで選ぶことができます。リアショックに組み込まれたフリップチップで、ボトムブラケット(BB)ハイトを変えることも可能です。

ホイールは、斜面でも安定感があり、小回りが利く、フロント29インチ、リア27.5インチのマレット仕様となっていますが、フリップチップを調整するだけでリアを29インチに変更することも。細かな調整をすることで、ロックセクションやストレートな坂道など、路面や勾配に合わせた快適なライドポジションを叶えてくれます。

超静音な独自開発のSL1.2モーターは、前モデル(SL1.1)よりもトルクが43%、パワーが33%アップ。ハンドリングなどの操作に違和感を覚えない、自然で力強いアシストが持ち味です。

そして、効率のよいアシストモーターと独自の省エネ機能によって、ロングライドを実現しているのも見逃せないポイント。320Whの内蔵バッテリーのみの場合は最長5時間、ボトルケージに取り付ける160Whのレンジエクステンダーバッテリー(別売り)を併用した場合は最長7.5時間のアシスト走行が可能となっています。

ライダーをサポートしてくれる“TURBOオペレーティングシステム”では、防犯機能のシステムロック、アシストレベルを調整するMicroTune機能、航続距離や運動強度を管理するスマートコントロールなどの機能を使用可能。面白いのがジャンプ解析機能の“Jump Stats”で、ジャンプした回数や飛距離、滞空時間などをあとで確認でき、自分の走りをより詳しく知ることができます。

快適な乗り心地と力強いアシストを備えた、スペシャライズドのハイエンドe-MTB。アルミモデルはカーボンモデルよりもグッと価格が抑えられているので、予算であきらめていた人は要チェック!

>> スペシャライズド「Turbo Levo SL Comp Alloy」

<文/&GP>

 

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