JIS(日本工業規格)が定めた靴の足囲(ウィズ)サイズでは、EE(2E)を標準として3E、4E、F、Gと順を追って幅が広くなり、E、D、C、B、Aの順に幅が狭くなります。
以前は、幅の広い3Eや4Eといった幅広の足が日本人には多かったため、幅広の足でも入れやすい太めの靴が多くつくられていましたが、日本皮革産業連合会の最新の足形調査では、44歳以下の男性の53%がウィズA~Eというやや細めの足を持っていることが明らかになったそう。また、以前に比べて足の厚みの平均も薄くなっていることがわかりました。
それを受け、日本有数の革靴産地である奈良の7つの革靴メーカーの共同開発によって生まれたのが「奈良木型」。
指先の幅にゆとりを持たせつつ甲の前部を低く設計することで、フィット感を高めつつ快適な履き心地を実現しています。
そんな奈良木型を使った紳士靴シリーズ「奈良木型の靴」を、まずは共同開発した7社のうち3社よりリリース。全7モデルを3月から5月にかけて順次発売していきます。
23.5〜29cmまでの12のサイズとDウィズとEEウィズの 2種類の足幅の革靴を揃え、細くて薄い足に合う靴と、幅広で甲高の足に合う靴の2パターンを用意しています。
脱クロム鞣しを施したキップレザーを使用した外羽根タイプの「ORIGIO(オリジオ)キャップトゥ・ダービー」(3万9600円)や、艶のあるガラスレザーを使用した「EMPIRE(エンパイヤ)プレーントゥ・サービスシューズ」(2万9700円)と「EMPIRE(エンパイヤ)キャップトゥ・サービスシューズ」(2万9700円)。
NARA ROMAN(ナラロマン)からは「U チップ・ダービー」のブラックとダークブラウンモデル、「サドル・オックスフォード」のブラックとダークブラウン(4足とも1万9800円)など、ビジネスにもカジュアルなスタイルにもマッチするモデルばかり。
グリップの良いラバー製ソールなどを組みあわせ、実用性にも優れています。
>> 奈良の靴「奈良木型」
<文/&GP>
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