モンベル「U.L.ドームシェルター 1」は、付属のポール2本を差し込むだけで簡単に設営できる自立式のドーム型シェルター。ベテランの登山愛好家にも長く愛用されるロングセラーのひとつです。本来は登山中の緊急のビバークに備えたものですが、抜群の軽さから近年ではソロテントとして使用するユーザーも増えてきています。
メインの幕体を構成するのは軽く耐久性に優れた耐水圧1000mmの10デニール バリスティック エアライト ナイロン リップストップで、フロア部分のみ耐水圧1500mmの30デニール ナイロン リップストップを使用。設営した状態でのサイズは長さ210×幅90×高さ95cmと、山岳用のソロシェルターとしては十分な居住性を確保できます。また幕体とポールは別々のスタッフバッグに収納する仕様で、専用スタッフバッグに収納すればそれぞれØ10×25cm、Ø5×43cmまでコンパクトに。総重量785gという軽さも、身軽に行動したい山行やトレッキングに最適です。
今シーズンはよりスピーディな設営が実現できるよう、ポールを差し込むスリーブ部分をアップデート。天候不良時や夕暮れが迫っているような状況でもサクッと設営でき、ペグやガイロープを使わなくてもポールだけで完全に自立できるので、立ち上げた状態のまま場所を移動させることができるのも便利です。キャンプやトレッキングはもとより、野外フェスなどのイベントでも重宝しそう。
一方「U.L.モノフレームシェルター」は、「U.L.ドームシェルター 1」と同色同素材の幕体を使用した非自立式シェルター。シェルターの前後どちらかをロープとペグで固定したら、付属のポールをスリーブに差し入れ、もう一方の端をペグダウンして立ち上げます。
こちらは設営した状態でのサイズは長さ300×幅115×高さ105cmで、収納時サイズは幕体φ10×24cm、ポールφ3×43cm。総重量は606g(両端固定用ペグ含む)、もちろん設営には別途ガイロープ、ハンマーなどを用意する必要がありますが、それでもこの軽さはかなり魅力的です。
出入口部分は雨の浸入しにくいL字型、また快適に過ごすためのベンチレーションもしっかり装備。2024年モデルでは特にフロア部分の形状とフレーム角度を見直すことで、いっそう優れた居住性を実現しています。
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<文/&GP>
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