アシックスの新作スニーカー「NIMBUS MIRAI」は丸ごとリサイクル可能な“履くサステナブル”

年間で約239億足製造されているというシューズ。そのうちの95%以上は、使用後に埋め立てられるか、焼却処分されているそう。多数の異なる素材を複雑に組み合わせてつくられるためリサイクルしにくい、というのがその主な理由となっています。

アシックスでは、この課題を解決すべく「NIMBUS MIRAI」を開発。従来のランニングシューズと同等の強度を保ちながら、分別が容易な材料を採用することで、リサイクルしやすいシューズを実現させました。

アッパーは、本体・補強部・ハトメなど、すべて単一素材で統一。そのうち75%以上に再生ポリエステル素材が採用されています。

アッパー素材を単一とすることで、パーツごとに分解する作業を削減。試験段階では、リサイクル工程へ投入したアッパーのうち、87.3%がPET原料として再利用できることが確認できたそう。

ミッドソールとアウトソールは、粉砕処理によって、マットやパネルなどの素材の一部にリサイクル可能。アッパーとミッドソールを接合する接着剤には、独自開発したものを採用しており、強度がありながらも、熱を加えることで簡単にはがせる仕様となっています。

ちなみに、商品名の“NIMBUS”は、ラテン語で“雲”を意味する言葉。文字通り雲の上を走っているかのような軽い履き心地を持ちながら、持続可能な“未来”をランナーと考えていきたいという思いが込められています。

カラーは、クリーンな印象のホワイト×ホワイト。スタイリッシュかつ、コーディネートを選ばないデザインなので、ランニングシーンだけでなくタウンユースにも活躍してくれそうです。

>> アシックス「NIMBUS MIRAI」

<文/&GP>

 

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