自転車など日常的に使用する乗り物の盗難防止にAirTagなどの汎用スマートトラッカーを使っている人もいますが、この「AlterLock」シリーズはロックしたモノの異常を検知、また速い動きで移動するモノの位置情報の捕捉・追跡に特化して設計されたIoTツール。
一般的なスマートトラッカーのように近くにあるスマートフォンの位置情報によるのではなく、GNSS(GPS/Galileo)およびWi-Fi測位による単独での通信機能を搭載しているため、無くしたモノの近くにスマートフォンがない状況でも、どこまでも位置情報を追跡できるのが最大のポイントです。
デバイス本体は愛車のボトルケージの台座を利用して取り付けることを想定した設計で、全長167×幅28×厚さ9mmのスティックタイプ。
本体重量もわずか53gと軽いので、ロードバイクのエアロ性能にもほとんど影響しません。内蔵バッテリーを使って駆動する充電式で、フル充電状態から最大3ヶ月の稼働が可能。
また、天候を気にすることなく使えるようIP66相当の防水防塵機能を装備。雨や霧の中でのライディングはもちろん、装着したままでの洗車もOK。
基本的な使い方は一般的なトラッカーと同じで、充電したデバイスを愛車に取り付けて、専用アプリをインストールしたスマホとペアリングすればひとまず設定完了。
駐輪しロックをかけておいた自転車・バイクに振動など異常な動きを検知すると、装着した本体から最大95dBの大音量アラームを発して威嚇、盗難を抑制します。
さらにデバイスが動きを検知すると、近距離ではBluetooth、遠距離ではLTE-M/NB-IoT通信によってユーザーのアプリに通知。同時にGPSおよびGalileoによる衛星測位とWi-Fi、4G基地局の電波を受信しながら愛車の現在地をリアルタイムで追跡し、最終地点の特定を試みます。
検知の感度やアラームのオンオフ・音量・鳴動時間は調整できるので、使用する場面に応じて設定することが可能。
検知感度をLowに設定しておけば、サイクルラックに乗せた自転車が風に揺れるなど多少の横揺れでアラームが鳴ることもありません。
また日常的な使いやすさにも配慮して施錠・解除方法にもひと工夫、本体搭載の物理ボタンや専用アプリのタップ操作のほかに、デバイスから離れると自動でロック、近づくだけでアンロックとなるオートロック機能も備えます。
なおこの「AlterLock Gen3」の使用には本体価格のほかに、月額396円または年額3960円のサービス使用料が必要。初回サービス契約時には最大30日間の無料トライアルができるので、気軽に試せるのもうれしいポイントです。
>> AlterLock
<文/&GP>
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