クルマのボディに衝撃を吸収する素材を埋め込んだら…。
そんな、子供の頃に夢想したようなアイデアを実現してしまったのが、シトロエンの「C4カクタス」です。
ボディ側面の、凹凸のある黒い(ボディカラーによってはチョコレート色)部分は、空気を内包した熱可塑性ポリウレタン製の“エアバンプ”。この素材、内部に衝撃を吸収するエアカプセルを搭載しており、4km/hまでの軽い衝撃ならボディを保護してくれるのです。エアバンプはフロントとリアのコーナーにも装備されているので、ちょっとした衝撃を受けやすい部分は、ほぼカバーしています。
ボディ保護という機能だけでなく、デザイン上のアクセントにもなっているエアバンプは、特許を取得しているシトロエンの独自技術。これを初採用したC4カクタスは、ヨーロッパで2015年にデビュー。以降、すでに11万台以上の販売実績を記録し、優れたカーデザインに贈られる「2015ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」にも選ばれています。
■エアバンプはデザイン上のアクセントにも!
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