■注目すべきポイントは3つ
POCO F6 Proには大きく3つのセールスポイントがあります。
まず、他社の同価格帯製品と比べて大きな優位性となるのがバッテリーまわり。5000mAhの大容量バッテリーを搭載し、120Wの急速充電にも対応。なんと、わずか19分でフル充電できます。自社開発の「リキッドクールテクノロジー4.0」という冷却システムを導入し、発熱しやすいエリアを素早く冷やせることも特徴。ゲームを存分に楽しみたい人にも適しています。
次はディスプレイ。6.67インチの有機ELで、解像度は3200×1440ドット。1〜120Hzの可変リフレッシュレートにも対応しています。高輝度で屋外での視認性が高く、1万6000段階の自動明るさ調整機能を備え、ブルーライトを低減する機能など、目にも優しい設計となっています。Dolby Visionに対応しているので、サブスクの映画を観たりするにも適しているでしょう。
そして、カメラ。アウトカメラはメイン(5000万画素)+超広角(800万画素)+マクロ(200万画素)という構成。メインカメラには1/1.55インチの大型センサーを採用し、F値は1.6。光学式手ブレ補正にも対応しています。独自機能として1ショットで最大50フレームを連続撮影できる機能も備えています。
AIを用いた編集機能も搭載しており、不要な被写体を消したり、不足する背景を生成したりすることが可能。さらに、今後のアップデートで「AIポートレート」が追加される予定。これまでに撮影した人物写真を解析し、例えば、“モデルになった私” “レーサーになった自分” など、理想とするポートレートを生成できるそう。
■デザインの好みは分かれるかも…
カラバリはブラックとホワイトの2色。背面パネルはガラスで月面を連想させる模様がデザインされています。ブラックはサラサラ、ホワイトはしっとりとした手触り。レンズのリングの色もそれぞれ異なります。サイドフレームはメタルで、全体的に硬派でスタイリッシュな印象。そんなに派手ではないものの、特徴的なデザインなので、好き嫌いは好みで分かれるかもしれません。
■4万円台の大画面タブレットも発売
POCOブランド初のタブレットも発表されました。12.1インチのディスプレイを搭載する「POCO Pad」で6月中旬以降発売予定。市場想定価格は4万4800円です。
SoCはSnapdragon 7s Gen 2で、RAMは8GB、ROMは256GBという構成。最大1.5TBの外部ストレージにも対応。12インチのディスプレイはLCD(液晶)で、解像度は2560×1600。120Hzの高リフレッシュレートにも対応しています。
ハイレゾに対応したクアッドスピーカーを搭載し、Dolby Vision、Dolby Atmosにも対応しているので、音楽や映画を楽しむには最適。イヤホンジャックを備えているので、お気に入りのヘッドフォンで、観たい作品に没頭することもできます。バッテリー容量は10000mAhで、最大12時間の動画視聴が可能。
コスパを重視する人には、見逃せない1台となりそうですよ。
>> Xiaomi
<取材・文/村元正剛(ゴーズ)>
村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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