有効画素数約2420万画素のフルサイズ CMOSセンサーが、高精度なAFとともに精緻な描写と広いダイナミックレンジを提供。加えて、ライカとパナソニックの共同開発による高性能画像処理エンジン“ヴィーナスエンジン”が、センサーから出力される画像情報を高速処理しながら高精細で自然な質感描写を実現します。
また、動きの多い被写体にも即座に追従して精度の高いAF性能を実現する“リアルタイム認識AF”や、手持ち撮影や暗い場所での撮影で高い補正効果を発揮する“手ブレ補正システム”など、ボディのコンパクトさを活かした手持ち撮影をサポートする機能をしっかりと備えます。
また特筆すべきは、新開発のスマホアプリ「LUMIX Lab」の存在です。ひと言でいえばスマホとのスムーズな連携を実現するためのアプリなのですが、ただデータをスマホとやりとりするだけではありません。ユーザーの個性や世界観を表現できる“リアルタイムLUT”をさらに活用するための機能として、オリジナルのLUTファイルをアプリで制作できます。
LUTとは動画撮影において色調を決定するカラープリセットのようなもの。LUMIXシリーズでは2023年発売の“LUMIX S5II”こと「DC-S5M2/S5M2X」より、カメラ本体に好みのLUTを適用することで、あらかじめ設定した色調を動画に反映して記録できる“リアルタイムLUT”なる機能を搭載しています。本モデルより提供される「LUMIX Lab」アプリでは、今までPC上でしか作れなかったLUTファイルをスマホアプリ上で制作し、カメラ側に簡単に転送・設定できるようになっているのです。
大切な日の記念日の思い出をセピア調の映像で情感たっぷりに残してもいいし、オリジナルの色味で色調を統一したVlogで自身の世界観を表現するなんてのも楽しそう。撮影後に色味補正をする必要がないから手間要らず、LUTの適用・不適用の切り替えも大きなボタンで直感的に行えるから、特に動画のアップロードを頻繁に行うユーザーにとってはかなり重宝しそう。もちろんカメラで撮影した静止画や映像をスマホに転送、SNSでシェアするのも簡単です。
またデバイスそのものの見た目の美しさにこだわる人なら、普遍的な美しさを備えたタイムレスなデザインや、好みの色にカスタマイズできるエクステリア張り替えの有償サービスも大きな魅力です。
合わせて、「LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6」が付属する標準ズームレンズキット「DC-S9K」(予想実勢価格:24万1600円前後)、「LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.」が付属する高倍率ズームレンズキット「DC-S9H」(予想実勢価格:28万7000円前後)も発売されます。
<文/&GP>
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