まず目につくのが、シートチューブのかなり下の方にオフセットされたドロップシートステーで、このあまり類を見ないフレームデザインが独特な存在感を引き立てます。
なお、このフレームは“Compliance Junction”と呼ばれ、快適に走るための機能を搭載。フレーム全体の適度なしなりや振動吸収性により、無駄のない効率的なペダリングを可能に。また、カーボン素材による軽さも相まって、操作がしやすいのも特徴です。
S、M、Lのサイズごとにジオメトリーを設計しているのもスペシャライズドならでは。それぞれのサイズで剛性、重量、反応性のバランスが最適になるように、チューブサイズやカーボンレイアップ(カーボンシートの組み合わせ方など)を個別に設計しています。
一見、サスペンション非搭載にも見えますが、ヘッドチューブにスペシャライズド独自のサスペンションシステムであるFuture Shock 1.5が組み込まれており、路面の段差などによるハンドルバーへの衝撃を軽減。街中でもスムーズなライドが可能に。
その他のパーツは、足回りに高いトラクション性能を持つ38c Pathfinderチューブレスレディタイヤを採用し、ダートやグラベルにも対応する汎用性も持ち合わせています。
ブレーキにはTektro油圧ディスクブレーキと160mmローターの組み合わせ、ドライブトレインにはフロントシングル、リア12速のSRAM NX Eagleを採用。フェンダーやラックを取り付けるマウントを備えているので、カスタマイズ次第で通勤に使用することも可能です。
カラーは明るいグロスホワイトマウンテンとダーク系のサテンレッドティントの2色展開となっています。
また、「Sirrus X 5.0」と同時に、Sirrusで日本未展開だったアルミモデルの「Sirrus X 3.0」(11万5500円)と「Sirrus X 2.0」(8万8000円)も発売。こちらは、安心感のある太めのタイヤや、上半身を起こし気味の安定感のある走行姿勢などが特徴で、価格的にもSirrusの快適でスムーズなライドを親しみやすくなっています。
>> スペシャライズド
<文/&GP>
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