約90年の時を経て復活したロンジン「パイロット マジェテック」がチタンをまとってアップデート

ともに20世紀初頭に誕生した航空機と腕時計、その黎明期において両者はお互いに切っても切れない関係にありました。スイスを中心とするヨーロッパの高級時計ブランドの中にはこの時期、航空機の発展とともに大きな成功を収めたブランドは少なくありません。

創業以来200年近い歴史を誇る老舗ロンジンもその例に漏れることなく、1911年にはロシアのパイロット向けに世界初のリストクロノグラフを製造。やがて1920年代初頭には航行時間を正確に確認するための回転式ベゼルや、リセットとスタートを同時に行えるフライバック機能を発明するなど、航空技術の進化とともに大きな発展を遂げました。

こうした最中、飛行士のためのツールウォッチとして1935年に登場したのが、このたび発売の新作「パイロット マジェテック パイオニア エディション」のルーツとなった初代“パイロット マジェテック”。

ふくよかなシルエットのクッション型ケースや、細かな溝を刻んだ回転フルーテッドベゼル、レイルロード・デザインのミニッツマーカーなどは、多くのパイロットに愛用されたオリジナルモデルに倣うもの。機能性・視認性を最優先にデザインされた、抑制の効いたストイックなルックスが男心を掴みます。

特に今回の限定モデルではケース素材にグレード5チタンを採用することで、軽さと堅牢さを実現。またダイヤルカラーにはグレイン加工を施したマットブラックを、時分針にはポリッシュ仕上げのPVDグレーの針をチョイス。

前作ではレトロなベージュカラーを採用していたインデックス&針のスーパールミノバも、今回のモデルでは落ちつきのあるグレーを採用、さらにストラップには光沢をたたえたブラックのテクニカルファブリックを組み合わせるなど、全体をブラック×グレーのダークなトーンで統一することで、大人の手元にふさわしい洗練された印象を手に入れています。

ムーブメントは前作と同じく、国際規格ISO 674を上回る耐磁性と約72時間のパワーリザーブを備えたキャリバー“L893.6を搭載”。COSCクロノメーター認定を受けた高い精度が、忙しい毎日をしっかりとサポート。現代のライフスタイルにふさわしい、モダンなツールウォッチと言えそうです。

なお生産数はオリジナルモデルの発売年にちなんだ1935本で、日本では国内入荷本数がなくなり次第販売終了となる予定。先行販売は大丸東京店、伊勢丹新宿店本館、日本橋三越本店本館の3店舗のみ。

>> LONGINES

<文/&GP>

 

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