これぞ“AIフォン”!折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold6 / Flip6」はAIで大幅進化!

デフォルトのキーボード(Samsungキーボード)で文字を入力する際には「文章の生成」機能を利用できます。これは、簡単な文章を入力した後に、「標準」「Eメール」「ソーシャルメディア」「コメント」といった用途と、「プロフェッショナル」「カジュアル」「丁寧」という文体を指定すると、ふさわしい文章を作例してくれる機能。丁寧なビジネスメールを入力したいが、それを考える余裕がないといったときに重宝しそうです。

▲「文章の作成」は、用途と文体を指定するだけで、最適な文章が提案される。ここでは「おすすめの韓国ドラマを教えて」とSNSで友人にたずねる文章を作ってみた

▲「カジュアル」にしたため、絵文字が入った文章になり、ハッシュタグも自動で生成された

さらに、落書き程度の絵を描くだけで、見栄えのよいイラストが生成される「AIスケッチ」、自分の写真から簡単にアバターを作れる「ポートレートスタジオ」など、AIも用いたクリエイティブな機能も追加されています。

▲写真に、猫のつもりだが、犬にも見える下手な絵を描いて「AIスケッチ」を試してみた

▲写真に猫が追加された

▲Sペン(別売)にも対応している

メインカメラは広角(約5000万画素)+超広角(約1200万画素)+望遠(約1000万画素)の3眼。開いた状態では、メインカメラで自撮りをすることもできます。また、カバーディスプレイの上と、メインディスプレイの上にもカメラを搭載し、ビデオ通話やオンラインミーティングも快適に行えます。

▲約5000万画素がメインのトリプルカメラを搭載。このように開いて、カバーディスプレイが見えるようにして自撮りをすることも可能

プロセッサーは現行最高峰のチップをGalaxyに最適化した「Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy」。RAM(メモリ)は12GB。内部に仕込まれたベイパーチャンバー(放熱のための薄い板)も大きくなり、ゲーミングの性能も向上していることも期待できそうです。

▲グローバルでは3色展開だが、日本ではシルバー シャドウ(左)とネイビー(中央)の2色が発売される

▲Samsungオンラインショップでは限定カラーも発売される

 

■カメラも大きく進化した「Galaxy Z Flip6」

Galaxy Z Flip6は、縦折りタイプの最新モデル。閉じた状態で利用できるディスプレイは約3.4インチ、開くと約6.7インチの縦に長いディスプレイを利用できます。閉じた状態の厚さは前モデル比で0.2mm薄くなっていますが、重さは前モデルと同じ約187g。しかし、カメラ性能が向上し、バッテリー容量が増えるなど、中身は大きく進化しています。

▲閉じたままで約3.4インチのディスプレイを利用できる

▲開くと約6.7インチの画面を使える

閉じたままで自分撮りにも使えるメインカメラは広角(約5000万画素)+超広角(約1200万画素)の2眼。前モデルのFlip5の広角カメラは約1200万画素だったので、画素数が大きく進化。4つの画素をひとつにまとめるピクセルビニングによって感度が向上。2倍ズームは光学ズーム相当の画質で撮影でき、「ナイトグラフィー」の性能も向上しているとのこと。「Instagram」アプリからカメラを起動する場合にもナイトモードが使えるなど、細かい使い勝手も改良されています。

▲カメラは閉じた状態からでも素早く起動できる

Galaxy Z Flip6も、Fold6と同じようにGalaxy AIに対応し、進化した「通訳」機能や「文字の生成」「AIスケッチ」「ポートレートスタジオ」といった機能も利用できます。

▲モデルの写真を使って「ポートレートスタジオ」を試してみた

▲「3Dマンガ」を選択すると、立体的なイラストが生成された

さらにAIを用いた「オートズーム」機能を搭載。被写体を認識して、自動で最適な画角になるようにズームイン・ズームアウトされる機機で、上半身または全身がきっちり収まるように調整されます。

閉じたままで利用できるカバーディスプレイの画面サイズは前モデルと同じ。ですが、使い勝手は進化しています。閉じた状態でメッセージを確認した後、AIが直近のメッセージを分析し、「おすすめの返信」を提案してくれます。AI搭載の「今日の天気壁紙」に設定すれば、時間や天気によって変化する壁紙を楽します。

▲1画面に複数のウィジェットを表示することも可能

プロセッサーはFold6と同じSnapdragon 8 Gen 3 for Galaxyで、RAMは12GB。かわいらしい外観からハードウエアのスペックはそこそこと思われがちですが、実はバリバリのハイスペックモデル。バッテリー容量が前モデル(3700mAh)から増えて、ついに4000mhに。電池持ちが向上していることも期待できそうです。

▲カラバリは、左からシルバー シャドウ、イエロー、ミント、グリーンの4色

 

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