「ZV-E10 II」は、Vlog向けカメラとして登場し話題となった2021年発売の初代「VLOGCAM ZV-E10」の後継となる第二世代モデル。
描写力を左右するイメージセンサーには、APS-Cサイズ 有効画素数約2600万画素(静止画時最大)のCMOSセンサーを搭載。これは従来モデル「ZV-E10」の約2420万画素をさらに上回り、かつ一般的なスマートフォン用センサーとの比較においては約13倍に相当するもの。解像感や質感、背景のボカシなどにおいて優れた描写性能を発揮します。
加えて、従来比最大約8倍もの高速処理を可能にする画像処理エンジン“BIONZ XR”の搭載によって、静止画と動画の両方においてワンランク上のディテールとシャープネスを実現。さらに標準ISOレンジは100から32000まで広がったことで、光量の少ない場面でも高感度かつノイズを抑えた撮影が可能に。また高速読み出し機能により、膨大な量の情報を最大60p 4Kのなめらかな映像で記録できます。
中でも注目したいのが、思い通りの映像表現を手軽に実現できる機能“クリエイティブルック”。カメラ内にプリセットされた10種類のモードをベースに、ユーザーのそれぞれが自分の好みに合わせた画づくりを楽しむことが可能。マイイメージスタイル機能を使えば、画面上のタッチ操作アイコンを使って直感的に表現を変更できるので、シーンに応じた意図通りの画づくりを手軽に楽しめます。
さらに、映画のワンシーンのようなドラマティックな映像を簡単に撮影できる新機能“シネマティックVlog設定”も搭載。複雑な設定無用で、日常のワンシーンをドラマティックに残せるって、考えただけでもちょっとワクワクしますよね。
さらに特筆すべきは、新たに縦型動画撮影用ユーザーインターフェースに対応していること。TikTokやInstagramのリール、YouTubeショートなど、近頃のSNS投稿では縦型動画がむしろ主流となっていますが、この「ZV-E10 II」ではカメラの向きを縦向きにすると、それに合わせてモニター上に表示される撮影情報のレイアウトも縦向き用に自動でチェンジ。思い立ったときにサクッと撮りたい、そんなニーズにもしなやかに対応します。
なおレンズキットとして付属する「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS II」は、焦点距離16mmから50mmをカバーするAPS-C対応の標準パワーズームレンズで、従来モデル「ZV-E10」で標準レンズとされていた「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」からAF性能や動画性能を強化。バッテリー容量も従来モデルの1020mAhから2280mAhへと大幅増量、連続動画撮影時間も従来モデルの125分から195分まで長くなっています。
ちょっと面倒な設定なしにただ撮るだけでオシャレな映像が残せるってかなりうれしい。ハードル高めな印象だったVlog配信も、これならチャレンジしたくなりそう!
<文/&GP>
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