「Alcatel IDOL 4」は、2015年に日本で発売された「IDOL 3」の後継モデルになります。
7.1mmの薄型ボディと5.2インチフルHD液晶が “ちょうどいい” 一台で、搭載カラーはゴールドとメタリックシルバーの2色展開。
上下を逆さまにしても利用できるリバーシブル仕様が特徴で、左右もほぼ対照なので、横画面でもリバーシブルな使い方が可能です。また、端末を裏返した状態でもステレオサウンドが正常に出力されるので、上下、左右、表裏の3方向を意識せずに使えます。
そして最大の特徴は、パッケージそのものがVRゴーグルになること。
Google Cardboardのコンテンツを利用できるほか、TCL独自のVRコンテンツストアからVRコンテンツを利用することもできます。通常、スマホでVRを楽しむには、別途VRゴーグルを購入する必要があるので、これなら買ってすぐにVRが楽しめますね。
実際にゴーグルを使ってみたところ、プラスチックでできた本体も頑丈で、レンズもそんなにチープな印象はありません。
ゴーグルの底面には<ホーム>ボタンと<戻る>ボタンが付いているので、視聴する作品を選ぶ際の操作などもスムーズに行えました。
Samsungの「Gear VR」よりは簡易的な作りではあるものの、ダンボールでできた「Google Cardboard」に比べれば、使い勝手は段違いに良かったです。
■セルフィーがしやすいカメラにも注目
アウトカメラはF値2.0の1300万画素、インカメラは800万画素と十分なスペックです。さらに、0.1秒の高速オートフォーカスに対応し、暗い場所でも自然な光で撮影できるデュアルトーンフラッシュを搭載。
インカメラ用のフラッシュも搭載しており、いろんな角度からセルフィーしやすいのも魅力。セルフィーに特化したカメラ機能は若い世代や女性のユーザーにもオススメです。
■「BOOM KEY」でさまざまな機能をすばやく起動
本体側面に配された「BOOM KEY」にはいろいろな機能を割り当てられます。
スタンバイ時に2度押し→カメラを起動
ギャラリーの起動時→写真のコラージュを自動作成
撮影した動画再生時→ユニークなエフェクトや音声をランダムに追加
などの操作が行えます。また、設定画面から自分で好みの機能を割り当てもできるので、オリジナルなカスタマイズが可能です。
IDOL 4の発売は2016年11月下旬予定で、全国の家電量販店やオンラインストアで購入できます。価格は3万4800円(税抜)。ハイレゾ音源に対応したJBLイヤフォンとクリアシェルケースが付属するので、お得感満載です。
■指紋認証やセルフィー機能が充実した「SHINE LITE」
「SHINE LITE」は、IDOL4よりもリーナブルな2万1800円(税抜)という価格ながら、上品なデザインをキープした5.0インチモデルです。
前面と背面には2.5D加工の強化ガラスが施され、フレームには金属素材を採用しています。
背面には指紋センサーを搭載し、画面のロック解除だけでなく、それぞれの指に起動したいアプリを割り当てることで、スタンバイ状態からアプリをすばやく起動することも可能です。
カメラ機能が充実しており、画面の任意の場所に触れるだけで撮影できる「EASY SHOT撮影」や、Vサインを認識してシャッターを切る「GESTURE SHOT」を搭載。自撮り写真からビデオを作成できる「FACE SHOW」や、4枚の写真から1枚の組み写真を作成できる「SPLIT CATCHER」機能など、より手軽に写真を楽しむためのモードが充実しています。
端末カラーはピュア・ホワイト、サテン・ゴールド、プライム・ブラックの3色。発売は12月予定です。
■au VOLTE SIMを使うという選択肢も
今回発表された2機種は、いずれもau VOLTEに対応しています。
au系のMVNOであるmineo、UQ mobileともにau VOLTE SIMを提供しているので、高音質な通話を楽しみたい人はau VOLTE SIMを使うという選択肢もありますよ。
発表会のゲストとして登場したタレントの春香クリスティーンさんも、IDOL4に付属するVRヘッドセットでの動画視聴には大きなリアクションで驚きを見せていました。
日本ではまだまだ認知されていないAlcatelブランドですが、値段以上に上品なデザインが印象的。手頃な価格でちょっとオシャレなスマホを探している人はぜひチェックしてみてください!
【Alcatel IDOL 4】
OS:Android 6.0
CPU:オクタコア(4×1.5GHz+4×1.2GHz)
RAM:3GB
ROM:16GB
ディスプレイ:5.2インチ フルHD(1920×1080ドット)
カメラ(背面/前面):1300万画素/800万画素
バッテリー容量:2610mAh
サイズ:H147×W72.5×D7.1mm
重量:135g
【SHINE LITE】
OS:Android 6.0
CPU:クアッドコア(1.3GHz)
RAM:2GB
ROM:16GB
ディスプレイ:5.0インチ HD(1280×720ドット)
カメラ(背面/前面):1300万画素/500万画素
バッテリー容量:2460mAh
サイズ:H141.5×W71.2×D7.45mm
重量:156g
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(文/今西絢美)
編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。
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