9月2日より発売のKOSHIN「BPS-6L」「BPS-12L」は、日々の生活の中で普段使いしながら災害に備えることを想定して開発されたポータブル電源。
容量および定格出力は「BPS-6L」が614Wh・600W(瞬間最大 1200W)、「BPS-12L」が1229Wh・1200W(同 2400W)。使い勝手を大きく左右する出力ポートは「BPS-6L」がAC×2、USB-A×3、USB-A(PD対応)×2、USB-C×1、それにシガーソケット×1の計9ポート。「BPS-12L」はAC×3、USB-A×2、USB-A(PD対応)×2、USB-C(PD対応)×2、それにシガーソケット×1の計10ポートとなっています。
いずれのモデルも内蔵バッテリーには、充放電を繰り返しても劣化しにくいリン酸鉄リチウムイオン電池を採用。約4000回の充電サイクルを繰り返した後でも工場出荷時の電池残量の70%を保持可能、つまり毎日使っても10年以上は余裕で使える計算です。
とりわけ特筆すべきは、繋ぎっぱなしでの使用を想定した“パススルー”対応と“EPS機能”の搭載です。“パススルー”とはコンセントと家電の間に本製品をかませる形で繋いでおいても、内蔵バッテリーを消耗させることなく給電できる仕様のこと。また“EPS”とは不意の停電で電源供給が途切れた際、ポータブル電源からの給電に自動で切り替えられる機能を指します。
テレビや冷蔵庫など、日頃電源プラグを差しっぱなしにしていることの多い家電とコンセントとの間に接続すれば、バッテリーは常にフル充電状態でスタンバイしておくことが可能。特にペットの飼育水槽やメディアサーバーのように、常に稼働させておきたいモノの間にかませておけば、突然の停電にも慌てません。
また高級オーディオを思わせる、おしゃれなルックスもポイントのひとつ。シックなブラックボディの正面にはファブリック調のパネルを、また天面にはちょっとした小物入れとしても利用できるバンブートレーをレイアウト。スタイリッシュなデザインは、リビングや書斎、ベッドルームなどにおいても違和感なく決まりそうです。
さらに電気代高騰の折、深夜割引が適用される時間に充電しておき、日中は蓄電した電力で家電を駆動させるといった使い方もアリ。開発元の試算によると理論上年間約6万円もの節電も可能とのこと。光熱費削減を徹底するなら検討してみる価値はありそうです。
<文/&GP>
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