どう見ても提灯。だけどLEDランタン!? 火袋はちゃんと和紙で防滴性もあるんです

そんな2人の手による「ANCOH-庵光-」の、まず注目すべきはその薄さ。使用時サイズはφ250mm×高さ345mmですが、畳めばわずか63mm厚までコンパクトになり、しかも提灯本体の内部にLEDモジュールやバッテリーなどすべての電子デバイス部分が収納されます。和紙提灯では九子弓張と呼ばれる形状で、一般に迎え提灯などに使われるもの。

電球など破損しやすいパーツは一切入っておらず畳んだ状態のままどこにでも持ち運ぶことができるため、アウトドアや屋外イベントなどでの使用には特にピッタリ。

精巧に作られた和紙製の火袋が重厚な雰囲気を醸し出しますが、日本の伝統職人の製作と聞けば納得。開閉を繰り返してもへたりにくい、優れた耐摩耗性と耐水性は老舗ならではです。

また、LED部分のスペックに目を投じれば、無段階での調光が可能で、色温度も1600K(電球色)から6000K(昼光色)まで自由に調整できるなど照明器具としての機能も充実。電源には内蔵バッテリーを使用し、フル充電の状態から最大光量でも約5時間の連続点灯が可能と高い性能を備えます。

面白いのが、火袋を閉じるとマグネットによるセンサーが作動し、自動で消灯される独自機能“開閉スイッチ”の存在です。スイッチのオン・オフを行わなくてもサッと閉じればあかりが消え、再び開けば同じ色と明るさで灯るのはギミックとしても楽しく、しかも便利!

さらにUSB Type-Cによる充電のほか、本体天面に備えたソーラーパネルを使った太陽光充電にも対応。デバイス部分も水に強く、防滴性能を備えているため、突然の雨や霧にさらされても安心して使用できます。

カラーはブラックの他に、モダンな雰囲気が楽しめるグレージュ・サンドを用意。アウトドアはもちろん、自宅やイベント、ビジネス用途でもアイデア次第でさまざまに活用できそうです。

>> goyemon

<文/&GP>

 

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