両モデルの大きな違いは、まずドライバーで、両モデルとも大口径12mmダイナミックドライバーの一発構成となっているものの、「Pi8」は「Px8」譲りのカーボンコーンユニット、「Pi6」は「Px7 S2e」の技術を活用したバイオセルロースドライバーを採用。どちらも歪みを低減しつつ、高域を明瞭にする特徴を持っています。
また、フラッグシップの「Pi8」においては、DSP、DAC、アンプがそれぞれ独立したディスクリート構成を採用していて、さらなる高音質化を実現している点にも注目です。
Bluetoothコーデックは、両モデルともハイレゾ再生が可能なaptX Adaptive(96kHz/24bit)に対応。さらに、「Pi8」はCD音源をロスレス伝送できるaptX Losslessもサポートしています。
「Bowers & Wilkins Music App」を使った音質のチューニングも可能で、「Pi8」は5バンド・アドバンスドEQ、「Pi6」は低音と高音のトーンコントロール機能を搭載しています。
機能面では、いずれもノイズキャンセリング、マルチポイント接続、防滴性能など便利な機能が備わっていますが、その中でも特筆すべきが「Pi7 S2」から踏襲した「Pi8」の充電ケースのトランスミッター機能。
Bluetooth機能のないデバイスでも、充電ケースとUSBケーブルで接続することでワイヤレス接続が可能に。このトランスミッター機能を使えば、AAC接続しかできないiPhoneでも、高音質のaptX Adaptiveで接続できるようになるため、iPhoneユーザーの人は要チェック!
連続再生時間は、「Pi8」がイヤホン単体で最長6.5時間(ANCオン時)、充電ケース併用で最長13.5時間。「Pi6」がイヤホン単体で最長8時間(ANCオン時)、充電ケース併用で最長16時間。いずれも15分の充電で2時間の再生が可能な急速充電に対応。また、「Pi8」のみワイヤレス充電が可能となっています。
最高の音楽体験が身近になるB&Wの新作完全ワイヤレスイヤホン。9月中旬の発売に先駆けて、特定店舗での先行展示も予定されているので、気になった方は視聴してみては?
<文/&GP>
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