シックなデザインに惚れ惚れ。男の腕元を格上げするグランドセイコー 45GS復刻モデル

そんな「45GS」を現代の技術で再現させたのが今回の限定モデル。歪みなく磨かれた鏡面を連ねたフラットな表面とケースサイドの緩やかなカーブ、エッジを利かせたシルエットを特徴とする優美なケースはオリジナルモデルに忠実に倣うもの。

また、ダイヤルの12時位置に配置された“SEIKO”ロゴや、6時位置に配置された“GS”ロゴと“HI-BEAT 36000”の文字、そしてオリジナルのルーツである第二精工舎のロゴマークなども当時のデザインを完璧に再現するものです。

▲「SLGW004」

ムーブメントに関しては、今年の4月にスイス・ジュネーブで開催された「Watches and Wonders Geneva 2024」において世界の称賛を集めた最新手巻きムーブメント“キャリバー9SA4”を搭載。

歴史的な名品“キャリバー4520”同様、毎秒10振動のハイビートが精度の安定性を確保。一方で、動力ゼンマイからの動力を効率良く調速機構に伝える独自の“デュアルインパルス脱進機”と、2つの動力ゼンマイを備えた“ツインバレル”が、最大80時間というロングパワーリザーブを実現しています。

さらにこの“キャリバー9SA4”は、巻き上げる際の感触や音、さらに各パーツの審美性や機構の動きなど視覚的な楽しさも提供します。

例えば、巻き上げ時に動力ゼンマイが逆回転するのを防ぐ“こはぜ”と呼ばれる部品は、「グランドセイコースタジオ 雫石」がある盛岡市のシンボル・市の鳥として定められているセキレイから着想を得たもの。1968年のオリジナルモデルでは裏ぶたにメタルバックを採用していましたが、今回の復刻モデルでは、この美麗なムーブメントの魅力を存分に楽しめるよう、シースルーバック仕様に。香箱に取り付けられた角穴車と“こはぜ”が嚙み合う様子を、まるでセキレイがついばんでいるような動きとともに楽しめます。

ラインナップはケースと美錠に豪奢な18Kイエローゴールドを採用した「SLGW004」(423万5000円)と、ステンレススチールケースに身を包んだ「SLGW005」(134万2000円)の2モデル。数量はイエローゴールドモデル「SLGW004」が世界限定200本(うち国内175本)、シルバーモデル「SLGW005」が世界限定1200本(うち国内425本)となっています。

>> グランドセイコー

<文/&GP>

 

【関連記事】

◆雨に濡れた夜の銀座をダイヤルに落とし込んだグランドセイコー銀座限定モデル
◆夏の穂高連峰を“光学多層コーティング”で再現するグランドセイコー限定クロノグラフ
◆傑作ムーブメント「キャリバー9R」誕生から20年。記念のグランドセイコー2モデルが限定発売に

トップページヘ

この記事のタイトルとURLをコピーする