ベースとなるのは、2022年のキングセイコー復活とともに登場した新生“KSK”。1965年に誕生した2代目キングセイコー“KSK”から、無駄のないダイヤルレイアウトやボックス型のガラス形状、エッジが際立ったシャープなケーススタイリングなど、デザインコードを継承。
中でも、オリジナル譲りのユニークな形状をした12時位置のインデックスが特徴で、天面に施されたライターカットの輝きが、“KSK”ならではの個性を色濃く感じさせます。
時計の鼓動を刻むムーブメントには、セイコーの現行機種で最も薄い自動巻ムーブメント「キャリバー6L35」を搭載。パワーリザーブは最大45時間で、日差+15秒~-10秒の高い精度を誇ります。
新作3モデルの風情があるダイヤルは、外周に向かって深みが増すグラデーションカラーと、整然と並んだ型打模様によって、それぞれがキングセイコーゆかりの“亀戸”近辺の美しい情景を表現。
ダークレッドの「SDKA011」は、浮世絵にも描かれるほど有名な亀戸の1本の梅をイメージ。型打模様では梅の花がビッシリと咲き誇る様が表現され、深みのある赤色によって立体感を演出しています。
ネイビーブルーの「SDKA013」は、羽織や帯の柄を思わせる、伝統的な吉祥文様と藍の組み合わせが印象的。
亀戸を象徴する縁起のよい“亀甲文(きっこうもん)”の型打模様と、亀戸の近くを流れる隅田川の深い青が絶妙に調和しています。
ライトパープルの「SDKA015」は、春に見ごろを迎える亀戸天神社の藤棚がモチーフに。風によって無数の藤の花が波のように動くさまを、藤色のグラデーションと藤の花の型打模様で表現しています。
キングセイコー生誕の地である、亀戸の情景をダイヤルデザインに落とし込んだKSKの新作3モデル。この時計を腕にキングセイコーが誕生した当時の亀戸に思いを馳せるのも、乙かもしれません。
>> キングセイコー
<文/&GP>
【関連記事】
◆2代目キングセイコー“KSK”のデザインを小径化。美しいカラーダイヤルもポイントです
◆1969年発売モデルがモチーフ。多列ブレスレットも美しい「キングセイコー」新作
◆キングセイコー新モデルはダイヤルに「菊つなぎ紋」をあしらった伝統的な1本
- 1
- 2